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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第42章 その瞳に映る物


「まぁ、そうだったのね。
煉獄さんが?素敵だわ!
羨ましいわ。私も、禰豆子ちゃんの
髪の毛結ってあげたいわ。
ねぇ、炭治郎君、いいかしら?」


杏寿郎が禰豆子の髪を結っていたと聞いて
蜜璃が私も結いたいと言い出して来る

「え、甘露寺さんがですか?
ええ。きっと禰豆子も喜びます。」

それから炭治郎の寝起きしている部屋へ
蜜璃と2人でお邪魔して
禰豆子ちゃんの髪の毛をくくったりして
穏やかな時間を過ごした

すっかり蜜璃が気に入った様子で
スリスリと禰豆子が蜜璃の身体に
自分の身体を摺り寄せていて


「いやん♪禰豆子ちゃん、可愛いわ。
可愛すぎて、キュンキュンしちゃうわ」

「ん~♪んんっ♪」


しばらくすると 杏寿郎が
用事が済んだから話したいと蜜璃を呼びに来て

連れだって行ってしまったので
あげはが炭治郎の方を向き直った

「炭治郎君、
私がさっき見てた物の事で
炭治郎君に杏寿郎さんの居ない所で、
私の口から、話して置きたい事があるの。
さっき彼から、ああ言われちゃった
手前、この話をするのも
気を付けた方が良さそうだしね」

そう言ってあげはが困ったような
そんな苦笑いを浮かべる

「はい。お願いします。あげはさん」

「明日、槇寿郎様から何かその呼吸に
纏わる話が聞けるんだろうけど……。
私が鏡の目を通して見たのは恐らく…。
炭治郎君の魂の記憶だと思う」

ギュッとあげはが
自分の着物の膝の辺りを掴んだ

「いえ、あげはさんが
感じられている事は
合っていると思います。俺、見たんです。
あげはさんの目が鏡みたいになってて、
その鏡に映った瞬間的な様々な映像の中に。
俺の父さんが居たんです」

「炭治郎君、あの列車の時に
杏寿郎さんに言っていたよね?
お父様は病弱だったけど、
雪の中で一晩中神楽を舞えたんだって。
その炭治郎君の話と、
私がさっき見た記憶の欠片…達。
後、あくまで黒刀に対してはあまりにも
情報が少ないから
分からないことが多いんだけど…」


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