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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第42章 その瞳に映る物


「炭治郎君は、裁判に掛けられたのよ。
鬼を連れた隊士は、隊律違反だって。
あの時の煉獄さん怖かったのよ?
こんなに、可愛い
炭治郎君達を斬首しろだなんて」

斬首…??

ガシッとあげはが蜜璃の肩を掴んで

「蜜璃ちゃん、それ本当?」

ちらっと蜜璃が炭治郎の方を見ると
炭治郎が本当ですと言って頷いた

「そう、分かった。
ちょっと私、用事が出来たみたい。
杏寿郎の首…先に切って来るね」

ガシッとその殺気立っている
あげはの腰に2人がしがみついて

「あげはちゃん!言い方が悪かったわ。
誤解よ?その後、ちゃんとお館様が
2人の事を、お認めになられたからっ!」

あげはが杏寿郎の元へ
行こうとするのを制止する

「大丈夫ですから!あげはさん
落ち着いて下さい!ちゃんと煉獄さんには、
禰豆子の事、理解して貰えましたから。
だから、俺は今、
こうして煉獄さんの継子をしてるんですっ!!」


「落ち着いて、あげはちゃん。
煉獄さんはそんな人じゃないわ。
一番の煉獄さんの理解者である、
あげはちゃんがそんな事言ってたら
煉獄さんが悲しむわ」

「だからとは言え、その場で。
炭治郎君の話もろくに聞きもしないで、
ましてや、禰豆子ちゃんの事を
ちゃんと見もしないで。
鬼と言う事実だけで。
その判断を下したんでしょ?
口に出したんでしょ?だったら、
大問題じゃない。柱たるもの、
物事の本質も見抜けないで、
判断をし誤るなんてあるまじき行為だからっ!」

あげはのその言葉に
炭治郎があの場所で
不死川に対して言った言葉を思い出して

「確かに、その時はそうだったかも
知れませんけどっ。今は煉獄さんも
鬼である禰豆子の事をちゃんと、
鬼殺隊として認めてくれていますから。
だから、禰豆子の事も
屋敷に置いてくれてるんですし。
あげはさんが、甘露寺さんの
所に行っている間に禰豆子の髪を
結ってくれたんです。煉獄さんが」


ふっとのあげは身体から力が抜けて
その身体から殺気が消え失せて行く





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