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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第42章 その瞳に映る物


「あげはさんなら俺よりも、
ヒノカミ神楽が
使いこなせるんじゃないかって。
そうしたら今度の戦いの時に、
…役に立つと思って、すいません!
全部、俺が悪いんです。
煉獄さんっ、すいませんでした」

そう言って炭治郎が畳に額を擦りつけて
杏寿郎に向けて土下座をしながら
謝罪の言葉を述べて来て

「顔を上げなさい。竈門少年」

杏寿郎がすぐ炭治郎の目の前まで
移動して来て居て
上から杏寿郎の声が降って来る

「れ、煉獄さ…ん?」

その杏寿郎の声に炭治郎が
恐る恐る顔を上げると

「君が謝る必要はない、竈門少年。
彼女がそれをすると判断したんだ、
君の所為ではない。竈門少年、
先ほどの君の言葉を聞いて
思い出した事があった。
俺の父上に、今から文を出す。
だから竈門少年。明日、
君は俺と一緒に煉獄家に来るといい。」

杏寿郎の突然も申し出に
炭治郎は驚きを隠せない様子で
思わず身を乗り出してしまった


「煉獄さんと、一緒に
…煉獄さんのご実家にですか?」


「きっと、父上なら
何かご存じであられるかもな。
家には代々の炎柱が残した手記がある、
父上はそれをいつも
読まれていたが。俺は読まなかった。
君が言っていた、
ヒノカミ神楽についても、…何か
その手記の中に記載されいるやも知れん」


竈門少年の使う ヒノカミ神楽と言う呼吸

家に代々伝わって来た 神楽

奉納の舞だと 聞いたが…


何故 その舞が 呼吸としての応用が出来て


あれほどまでの 威力をもたらすのか


竈門少年の話からすると

あげははそのヒノカミ神楽を目に映し取って


異変を起こしたのだと言う


まだ 剣士としての経験の
浅い竈門少年がそうなるのなら


分からない事もないが


あげはは その呼吸を目に映しただけで


使用した訳でもないのに


柱相当の能力を持つあげはが 気を失った


それの指し示す所は… 

俺が推測するにではあるが


彼女が目を通して 


見た 何か…が原因だろうな




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