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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第42章 その瞳に映る物


布団の中のあげはの方に
蜜璃が視線を向ける


あげはちゃんの呼吸の音

整って来る

顔色も少しずつではあるが

元に戻って来つつあるし

目の出血も今は落ち着いているから


「実は…」


炭治郎が蜜璃に対して
事の経緯を説明すると

信じられないと言いたげに
蜜璃があげはの方を見た


ヒノカミ神楽…聞いた事ない呼吸だけど


炎が出る位だから

炎の呼吸の派生呼吸なのかしら…?

でも だとしたら 分からないわ

だって あげはちゃんはある程度の

炎の呼吸への適応が出来るし

その 炎の呼吸の派生である

恋の呼吸にだって 

ある程度の適正があったんだもの


だったら どうして

…こんな事になっちゃってるの?



「煉獄さんのお家が
代々炎柱をして来てるから、
そのヒノカミ神楽についての事とか、
炎の呼吸をひの呼吸って呼んではならない
理由とかもご存じかも知れないけど…」

「でも、煉獄さんは…ご存じないと…」

そう炭治郎が言ってふふふと蜜璃が笑った

「ふふふ、もう一人、
居るじゃない。炎柱さんが居るでしょ?」

「甘露寺さん、もう一人?と言うのは?」

身体がまだ落ち着いてないのに
ピシッと正座をして姿勢を正して
蜜璃の話を聞いている辺り
真面目な炭治郎に性格が現れている

「先代の炎柱……、
煉獄さんのお父様。
煉獄槇寿郎様がいらっしゃるじゃない!
煉獄さんがご存じでなくても、
槇寿郎様なら何か
ご存じかも知れないわ。その炭治郎君の
ヒノカミ神楽についても、
あげはちゃんが、こうなってしまった
その理由についても…ね?」


煉獄さんの前の炎柱

煉獄さんのお父さん…



煉獄 槇寿郎さん…どんな人なんだろう



あの煉獄さんのお父さんなんだ
きっとご立派な方に違いない


「だったら、槇寿郎様に、私から
お手紙をお出してもいいんだけどね?
これでも一応柱だし。
でも~、私がお手紙をお出しするより、
息子さんである、煉獄さんから
出して貰った方が良いかも知れないわ。
煉獄さんが戻ったら、お願いしてみましょ?」





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