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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第40章 気持ちの跡


「あげはちゃん…!ううん、
でも、お邪魔じゃないかしら?
あげはちゃんにとって、今はその
大事な時期じゃない…?だから…。
その煉獄さんとふたりで、
過ごしたいんじゃないかなぁって」

杏寿郎の羽織の下から
ひょこっと麗が顔を覗かせて

「麗!貴方、そこに居たのね?」

蜜璃の姿を確認すると
蜜璃の方へ羽ばたいて行って

その肩へと停まった

よしよしと麗の背中を
蜜璃が撫でながら


「お邪魔なのは分かってたんだけど。
こちらこそ突然に、
休みが出来たものだったから、
お返事も待たずにお邪魔してしまって。
申し訳ありませんでした」

「いや、気にする事はない。甘露寺。
丁度、俺も先日君に送った
あの手紙の事で話したいと思ってた所だ。
俺もあげはも君の、来訪なら大歓迎だ。
甘露寺、このまま話せるか?」

「は、はい、勿論です!
ごめんね、あげはちゃん。また後でね?」

そう言って蜜璃があげはに
ウインクしながら手を振って来て

中庭に4人残されてしまった

「ねぇ、炭治郎君達、その様子だと
蜜璃ちゃんに
かなり扱かれてたみたいだし。
ちょっと、休憩しててくれる?
私、2人が話してる間に、
ちょっとしたい事があってね」

「休憩??やったぁ!!俺もう、無理ぃ
限界ぃ~、炭治郎も休もうよ。
あの人、可愛い顔してるけど、凄い強いし、
捌きにくい様な攻撃して来るんだもん」

あげはの言葉に善逸が
両手を上げて喜びを表現する

「蜜璃ちゃんの動きは特徴的だもんね。
確かに不規則で捌きにくいかもね」

「んな事より、あんな細っちい腕
してやがんのに、何なんだよ、あのバカ力」

「蜜璃ちゃんは普通の女の子みたいに
見えるけど、特殊体質なんだよ。
捌倍娘(はちばいむすめ)って言ってね
筋肉の密度が普通の人と違うのよ」

「はちばい…って言う位だから、
八倍あるって事ですか?あげはさん」


炭治郎が言った事に対して
そうそうとあげはが頷いた

「んあ?八倍だと?
んで、あの乳出し女、バカ力なのかよ」







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