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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第39章 気持ちと想いと願い


「麗か。
麗じゃないか!…どうかしたのか?」

「麗…?なら、
蜜璃ちゃんから、お手紙ですか?」


「どうやら、甘露寺から俺宛の様だなどれ…」


カサッ 麗の足から手紙を外すと

その内容に杏寿郎が目を通した


「あげは、大変だ。急いで戻るぞ」

「ええ?急にどうかなさったのですか?」


「甘露寺が予定が付いたらしくて、
今日急遽、家に泊まるらしい。
早く春日に伝えて、甘露寺の分の
夕飯を沢山用意させなければ。
台所が混乱するからな」



蜜璃ちゃんが泊まりに来ると

杏寿郎が言って

そう言えば そんな話をしていたけど

そうか蜜璃ちゃんに 

渡したい物があるとは思ってたけど

出会うのが早くなっちゃったな


まだ 用意できてない…しな

時間…あるといいんだけどな


「ああ。そうだ、あげは。
甘露寺をしばらく借りるがいいか?」

「え?ええ、それは構いませんが
私の許可が必要にありますか?」

「甘露寺は君の親友だろう?
まぁ、俺の継子でもあったが…。
甘露寺が家に来るのは、
君に会いに来るのもあるからな」


そう言えば…蜜璃ちゃんの手紙も

杏寿郎宛だった

それに 今も

杏寿郎は蜜璃ちゃんと話したいと


蜜璃ちゃんは元々 杏寿郎の継子だし

しのぶちゃんを通して知り合った

共通の親友ではあるけど…


もう 何かあるって丸わかり…だけど


でも 杏寿郎が蜜璃ちゃんと
しばらく話をしてくれるんだったら


あげはの脳裏にある考えが浮かんで来て


話してる間に…準備出来るかも?
だったら逆に好都合だこっちとしても


それに…だ


ここは女足るもの

何か内緒があるんだと分かっていても

それを詮索しないのがきっと


いい女と言うやつ…なんだろうな


ああ そうだ 杏寿郎に
確認しときたい事があったんだった


「あの、杏寿郎…、
結納の出席者の事なのですが…。
しのぶちゃんを杏寿郎は、
呼んで下さってるんですよね?」





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