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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第37章 牛鍋とすき焼きと胸の外と内 前編



「さて。悪い冗談は……
これぐらいにしておくとしよう。
あまりしつこくすると、
君に、怒られてしまうからな」


パッと両胸から手が離れて
すぐ目の前にあった彼が
自分の身体を引いて
私との距離を離すその際に


「期待…してしまったか?
ははっ…、君は可愛いな。
あげは、この続きは……」


また 夜にな……?と

何とも艶のある声で

そう囁かれてしまって

ドキドキと自分の心臓が騒がしくなる


とは 言えども私は月の物の最中で

当然……そうしても そこまでは

出来ないのに……??


中途半端になってしまって

杏寿郎はもやもやしないのだろうか……?


さっきの桜の木の下でも

そう言っていたけど…も…それは……



あげはの顔を見ていると
俺が言った言葉が原因なのだろうが

何かを考え込んでいる様だった


まぁ 俺が夜にそうしたいと言ったから

どうせ……あげはの事だ

俺が夜に彼女がそうなるまで

そうしたとしても 


当然 事に及ぶまでは出来ないのだからとか

そんな事を考えているんだろうが……


確か 宇髄から貰ったあの本に


その期間の長さについての

記述もあったが…


平均すると 3日から7日間らしいが


昨日のあの口ぶりからすれば

まだそうなるには日があると……

今日もそうはなって無い様だし……


いつまで待てばいいのかとは

正直…な所 俺から彼女には
 
聞き出しにくくあるのだが…


俺は後…何日 

この熱い 行き場のない熱を
くすぶらせ続ければいいのやら

そんな事を考えながら
その考え込んでいる
あげはの横顔を見ていると

三好さんがお茶を持って来てくれて

とりあえず 牛鍋とすき焼きを
10人前ずつ注文した

2人とは思えない注文に
三好は驚いて居た様子だったので

あげはが小さい声で
彼はいつもこうなんですと付け足した

「沢山食べる位が、男はいいもんさ。
ちょっと待ってな。サービス…
特別にしとくからさ」






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