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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第36章 罪と罪 後編




「約束……?」


あげはが自分の胸の上に
右手を置くと ぐっと
その胸を手の平で押した



「悲鳴嶼さんより、お預かりした想い……。
決して無駄にしたりは、致しませんと。
貴方と……お約束をさせて頂いても?」


「あげは…、ああ、勿論だ。
すまない…、同じ柱でありながらも
何も出来ず…託すばかり…だ」

そう申し訳なさそうに言う
悲鳴嶼に対して杏寿郎が

「いや。ご迷惑を掛けるのは
こちらとて同じ事。決戦の日に
柱があれだけこちらに集まるんだ。
残ってる柱でそれをカバーして
貰う必要があるからな、
…迷惑をおかけする」


「それは、こちらで何とかしよう。
君達は、戦いに集中するといい…」

「悲鳴嶼さん、ありがとうございます。
その間の事を……、お任せし致します」

「俺からも、お願いしよう。
悲鳴嶼さん。貴方にお任せをしたい」


「勿論だ。謹んで預かろう」


そう言ってあげはと杏寿郎が
悲鳴嶼に頭を下げて


そのまま 悲鳴嶼の元を後にする


その山を降りて行く

2人の背中に向けて



悲鳴嶼が手を合わせて合掌し


そのまま 頭を下げて礼拝する

















































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罪と罪の前編と後編を通してで、
お館様サイドと、悲鳴嶼さんサイド
から見た。三神透真さんの姿と
彼の葛藤と、それを受けての
それぞれの葛藤を。
この2章で、今まで鬼殺隊が
彼を放置していたのはどうしてなのか
と言う部分への答えになります。


シリアスなシーンの後は
いつも通りの流れの
息抜き章になります(笑)

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