• テキストサイズ

その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第32章 深まる謎と謎


「蜜璃ちゃんは、
誰とでもすぐ仲良くなれる
表裏のない子だから…。
きっと、炭治郎君達とも
すぐに仲良くなれると思うよ?
それに、他の柱の面々も
3人の事……注目してると思うけどね?
その証拠に、すでに善逸君は宇髄さんに
目、付けられちゃってるし。」

「少し早いが、土産にカツサンドを
買って来たからな!早めにお昼にして
また午後から鍛錬をしよう!」


杏寿郎が土産にと買って来てくれた
ドーンとカツが挟まったカツサンドと
厚焼き玉子のサンドイッチで
早めの昼食にして

お昼に用意して貰ってた食事は
夕食に回して貰う事にした


午後の鍛錬に入る前に
杏寿郎は手紙を書きたいと
しばらく自室に籠っていたが

30分ほどで稽古に合流した

午後の稽古は基本となる
地稽古から前にやった
命令を切り替えて敵と味方が入れ替わる
三面手合わせを行い

その様子を杏寿郎が腕組みを
しながら見ていた

「杏寿郎…。私達は…稽古は?
しなくていいんですか?」


3人の稽古を見守っている

彼の 杏寿郎の

その表情が
いつになく 険しく見えるのは

私の…気のせいでは……ない…よね?


でも… なんだろう

見ているんだけど 見てるのは

ここではないような?

違和感を…あげはは感じていた


「今日は冨岡と手合わせして来たからな。
冨岡もこの短期間で仕上げて来ていたぞ?
あげは…、君は俺に…君の使う呼吸の事で
隠し事をしてるんじゃないのか?」

じっと杏寿郎の瞳が
あげはを捉えていて
あげはの顔を注視していた

杏寿郎の言葉に
何の事かと言いたげに

あげはがきょとんと目を丸くさせた


予想外……の反応……だな


違和感…を感じた

俺がこの話題を振ったにも

関わらず 

彼女の表情に変化がなかったからだ

変化はあった あったにはあったのだが

何の事?とでも言いたげな

そんな表情をしている

/ 1961ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp