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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第32章 深まる謎と謎


「でも、ま。
お前等の所はそうなったとことこだし?
そうしたい気持ちが
コントロールできないのも当然じゃね?
お前のその性分じゃあなぁ…。余計にな。」

もう宇髄には
俺のそっちの事情が
目に見えるように理解が出来ている様に

そんな口ぶりで言われてしまって

「どうして、
それを宇髄が知ってるんだ?
その、それは……彼女が提案を。
俺もそれは断ったんだ!
だが、彼女が……っ……。
宇髄、すまない。忘れてくれ!」

口を滑らせすぎたと

本人もやっと 自覚したのか

そう杏寿郎が自分の口を押さえながら

宇髄に対して頭を下げて来て


「どうせ、アレだろ?
お前の事だから、あげはに
回数が多いだの、求めすぎだの
毎日は出来ないだのって、
グチグチ文句でも言われてんだろ?」


この 宇髄天元と言う男は
察しの良さが際立っているなと

感心すらしてしまっていると


「宇髄…、何故知っているんだ?
本人から、……聞いていたのか?」

「図星かよ。
まぁ、お前らしい…けど?
で、こんな話、しに来たの?お前」

「そうだな!俺がしたかったのは
こんな話ではなくてだな。
いやしかし、
この話も…聞きたかったには
聞きたかったのだが…。その俺には
その辺りの相談をする相手が君位しか…。
いや、宇髄。本題の話に移ろう!」

いつもの張りのある声で
腕組みをしながら
杏寿郎がそう力強く言った

あげはから教わった
二段呼吸についての説明を
杏寿郎が宇髄に対して行うと

「ふぅーーん。
本題って言ってたから
何の話かと思ってたけど。それの話?」

宇随はそれを聞いて驚いた様子もなく

宇髄はつまらないとでも
言いたげな様子で
二段呼吸についても 
すでに知っていた様な
口ぶりだったので

ああ そうか宇髄も
我妻少年の様に耳が良かったなと
杏寿郎が考えていると

「成程…ね。
あげはの使ってる、あの妙~な
呼吸の正体がそれって訳…か。
だが…煉獄。
あげは…は知ってる…のか?」


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