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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第32章 深まる謎と謎


「成程。甘露寺、君は優しいな!
つまり、自分が頼んで
そうさせたのだから
彼女を不問にしてほしいと、
君は言いたいのだな?甘露寺。
君の言いたい事は分かった!」

その杏寿郎の言葉に蜜璃の顔が
ぱっと明るくなる

ニヤッと杏寿郎が笑うと

「だが、同時に君には
礼を言わねばな……。
良く似合っていたのだろう?
それを着たあげはは。
だったら俺も、それを身に纏っている
彼女の姿を…見せて貰うとしよう」

「はい!是非に♪
とぉーっても可愛いので、
沢山褒めてあげて欲しいわ。
だって、好きな殿方に褒められたら
女の子は嬉しいもの~」

そう言って蜜璃が
両手で自分の頬を抑えながら
身をくねらせる

「そうか。
君がそう言うならそうしよう!
それを着たあげはを……、とことん
俺は、褒め尽くせばいいのだな?」

「はい!是非!!
そうしてあげて下さい。
あげはちゃんも、喜ぶと思います」

「甘露寺、君には俺からも礼を言おう。
今回の件の協力もさることながらに。
君には、……あの琥珀糖の件といい
世話になってばかりだからな!
隊服の礼も……、合わせて改めて
桜餅でもここに届けさせるとしよう。
では、あげはにはちゃんと君からの
言伝は伝えて置く!……またな!」

そう言ってビュンっと風を切って
そのまま走って行ってしまった

ひとりその場に残されて
蜜璃が首を傾げる

「さっき……、煉獄さん、
隊服のお礼って言ってたわよね?
どうして、私があげはちゃんに
隊服をプレゼントしたのに。
煉獄さんが私にお礼を言うのかしら?
でもでも、桜餅は嬉しいわぁ~」



ーーーーー
ーーー
ーー


その頃……炎屋敷の中庭では

炭治郎達にあげはが
二段呼吸の極意を説明していた

「でも、いくらあの特大の瓢箪を
破裂させたからって言っても。
君達は、まだ全集中の常中を
し始めてからの期間が短いから…。
私が二段呼吸をするのとは、
身体にかかる負担が違う…のは分かる?」

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