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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第32章 深まる謎と謎


ましてや


…鬼殺隊の言わば
名折れでもある彼を

そのまま 放置した形になっていた

それも 数年にも渡りにだ
それは……何故なのか?


疑問が残る

それをひた隠しにして来た


その理由が……だ


彼が 強すぎる……から……か?



柱総動員で三上透真の討伐の命令を

お館様がお下しにならなかった理由は



その辺りの事の

お考えによるものなのだろう…か?


仮にそうだと仮定して考えたとしても…


違和感の様な物が残る……


ざわざわと胸が騒がしいのだ
考えれば考える程に

深い沼に……ハマって行くように感じる


いや そうだと仮定して
あえて無理に考えるとすれば


それぐらいに……

彼と言う

三上透真と言う存在は


”脅威”であり

”畏怖”の存在だったのだろう……


そうでないと……考えるのならば


お館様にとって彼は

三上透真と言う存在は……言わば



特別…な 存在……



であったとするのなら……ば?

それも 成り立ちうるの……か?



彼がお館様にとって

ただの柱の 子供達の中の一人……

にしては…


あの時のお言葉からしても


違和感が……残るのだ


お館様は 彼の三上透真の

討伐……ではなく

救済……を望んでおいでだった


裏切者としての粛清……の形ではなく



彼に 鬼殺隊の水柱としての



”尊厳のある死”



をお望みになられた


慈悲深い慈しみの心をお持ちの
お館様の事…ではあるが……


考えても埒が明かない……か


「考えても……
仕方のない事……なのか、これは」


そして まだ疑問が残っている


三上透真 本人とも面識がありながら


終始……


黙して……語らずを貫いている


柱の……の存在だ

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