• テキストサイズ

その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第32章 深まる謎と謎


お昼ぐらいには戻ると
あげはには伝えてある手前

あまり各所で
時間を取られる訳には
行かないが……

冨岡が胡蝶に伝えてくれると
申し出てくれて

助かったな……


スゥ…と呼吸を深くして

整えると


「全集中の呼吸……」


全集中の呼吸を高めて
そのまま全速力で駆け出した

自分の両足に意識を集中する

より 速く……と

周囲の景色は流れる様に進む

風景の色のみが
流れて行くのが見える


そのまま 段階的に

加速を増していけば

杏寿郎の身体が炎の渦に包まれる


あげはに教わった 二段呼吸……

これにもまだ 応用の余地がある……


他の柱にこれを伝えれば

もしかしたら……これを

更に応用する術を……


誰かが 

見出してくれるかも知れんからな


そうなれば……より
戦況は優位になる…だろう

それにそれが出来ずとも 
他の柱達が この二段呼吸を
使いこなせるだけでも

こちらの 戦力が
大幅に増強するのは

紛れもない事実……


負ける訳にも
まして 失う訳にも

行かない……戦いだ


”彼を知り己を知れば百戦殆うからず”


と言う古く中国に伝わる言葉があるが…

敵を知る…にして…も だ

驚く程に 彼について


三上透真について…情報が少ない


恐らく 彼が鬼となりてから


多くの人間を殺戮している

事実があるのにも関わらず


彼が鬼となった事実すらも


柱である者の中ですら
一部しか知り得ない状況で

鬼殺隊の中でも
極秘事項……にされていた事実

隠されて居たのだ ずっと…
彼は死んだ者にされていて…
鬼殺隊の中でも処理されていた

表……だっては…の話だが
だったら 裏は?…裏はどうだ?


現に俺は知らされていなかったのだ


柱が鬼となって居た事実を


それは甘露寺や時透も同じ事……


まぁ 甘露寺に関しては

三上透真との直接の面識はないにしろ


あげは本人からか あるいは
胡蝶から伝え聞いたのだろうが


/ 1961ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp