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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第29章 蝶々達の戯れと入知恵


「これは、ほんのお礼です。
もし、少なくなったら
いつでも言って下さいね?」

「う、うん…分かった」

「うんうん。素直なのが一番です。
素直なあげはさんには、これの使い方…
説明しちゃいますね…」

あげはに耳打ちをするようにして
しのぶがそれをどう使うといいのかを
事細かに説明して来て

「あげはさん…は、
折角そんな素晴らしい物を
お持ちなのですから、
お使いにならないと…
勿体ない勿体ない。
でも、本当に。前よりも少し…
大きくなってるんじゃないんです?」

つんっとしのぶの指が
あげはの乳房をつついて

「いや、そうかな?
大きさは…変わらないと思うけど?」

「そんな変化は、
毎日見てたら分かりませんよ~」

「そんな数日で変わらないでしょ?」

コンコン診察室のドアがノックされて

「しのぶ様、業者の方がお見えですが?」

「ああ、すいません。
もうそんな時間でしたか」

「っと、ゆっくりし過ぎちゃってた。
私も帰るね?…また」

そのまましのぶの診察室を後にして
蝶屋敷を出たまでは良かったが…


それから これを使ってするといいと
言われたその方法が

帰り道あげはの頭の中で
グルグルと回っていて
ぼんやりとしてしまっていた様で


一度目的だった 木寅屋を
過ぎてしまってから
慌てて引き返して

木寅屋で箱寿司を買って
炎屋敷へと戻った

夕食を済ませて
入浴を杏寿郎とあの3人が済ませるのを
待っている間に

すっかり日も落ちていたから
炭治郎君達の部屋にお邪魔して
禰豆子ちゃんとふたりの時間を過ごす

私には血のつながってない
妹が沢山いるけど…
禰豆子ちゃんからは

幼子の様なそんな空気を感じる

純真無垢 そんな存在なのだ

畳の上にうつ伏せで寝ころんで
足をフリフリと振りながら
白い紙にクレヨンでグチャグチャと
色んな色で殴り書きをしている

「あら、禰豆子ちゃん…上手に描けたね。
ここをこうして、尻尾を描いて…」

あげはが禰豆子が使って居ない
クレヨンを持って

禰豆子の描いた殴り書きに
尻尾を描き足して尾ひれの様にする
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