• テキストサイズ

その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第29章 蝶々達の戯れと入知恵


お土産……と言われて

しのぶのその言葉にあげはの頬が
赤く染まる

そうだ アレの事 すっかり忘れてた

杏寿郎さん 凄く嬉しそうだったから

アレが飲める時期になったら

絶対…沢山
飲まそうとしてくるに…違いないし

杏寿郎さんのしそうな事だもの……

きっとそうに違いないっ……て

「あげはさん。お顔が赤いですよ?
あら?もしかして、
想像しちゃいましたか?
勿論、私のお手製ですから……、
効果は…、折り紙付き……です」

くすくすくすと不敵な笑みを浮かべながら
声を立てて笑うと

自分の胸をあげはの胸に
当たる様にして押し当てて来る

「し、しのぶ…ちゃん?
あの……当たって、るんだけど」

「あら?大きく…なってませんか?
あげはさんの、ここ。あ、もしかして
煉獄さんに…沢山
揉んでもらったからとかですか?」

しのぶの両肩を掴んで
ぐいっとその体を引き剝がす

「もう、悪い冗談はそれ位に
しておいてくれる?それで、
手紙で言ってた、オートクレーブ
ちゃんと選んでおいてくれた?
あ、そうだ、あれは?ちゃんと届いたの?」

「ええ。あげはさんからのお土産でしたら
昨日届きましたよ?もう、あんな物
貰っても私は子供ではないので
喜んだりしません」

そうは言ってもまんざらでもない
表情をしのぶがしていて

「でも…、良かったです」

「良かった?ああ、オートクレーブ?
新しいやつの方が、いいもんね」

「ええ。そうですね。新しい
医療器具はやっぱり性能が
違いますし…。アオイも
新しいのが来たら喜ぶでしょうから…」

「確かに、一度買ったら10年とかの
単位で使う物だからね…。新しい方が
きっとドアロックとかも
簡単かも知れないし…」

そのまま あげはと
新しいオートクレーブについて
話をする

こんな話をこんな風に

今までは…普通にしていて

こんな風に 話をする事も

きっと なくなるのだと思うと…
/ 1961ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp