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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第28章 巡る流れと蝶と蝶



「列車?正解だったとは?杏寿郎…」


「あげは、君に彼らの指導を
共にして欲しいと、頼んだ事だが。
やはり君にそれを頼んで正解だった。
俺では見えない事を、
君が彼等に指導してくれる。
俺がせんとしている事の方向を、
見据えた上で、別の角度からそれを
更に確固たる物へ押し上げる指導をな…?
やはり、俺は君を選んで正解だったと、
そう感じていたんだが?
違っていただろうか?」

「はぁ。それはどうも…」

杏寿郎が熱弁したのに対して
あげははそっけない返事だった

「むっ、もうちょっと
喜んでくれても良くはないか?」


「でも、確かに。あの時に杏寿郎が
ああ、言ってくれなかったら。
私は彼らに、指導をしようとは
思ってませんでしたし。
気には掛けては居ましたが。
そう言った上での話であるのなら、
私が貴方にお礼を
言わなくてはなりませんがね?」

あげはの言葉に満足したのか
杏寿郎が立ち上がって

「さぁ、少年達。今の事を応用しながら
さっきの続きと行くぞ!言って置くが、
俺の稽古は厳しいで有名だからな。
ははははははははっ」

「もうちょっと、休もうよぉ~。
俺、疲れたし。何なんだよ、あの人。
体力おかしいって、絶対っ」

体力と言う善逸の言葉に
杏寿郎が反応する


「ああ、それは…訳があって
今は、有り余っているから…、な。
余計にな?」

「ええええっ、嫌な事、聞いちゃったし!
むしろ、発散させて来て
欲しいんですけどぉ?
ここでしなくていいですから!
どこかでして来てっ、
お願いしますぅ~うっ」

「なっ、ちょっと。なんて事言うのよ?
善逸君っ、それは…
ダメに決まってるでしょ?
そんな、どこかで体力を
発散してくるだなんてっ…」

「だが、我妻少年の言う事も一理あるな。
いつまでもゆるゆると過ごすのも、
良くないしな。軽く、仕事を再開する事が
出来ないかも、相談してみるとしよう。
君としても、
その方が…好都合なのではないか?
俺の体力で困ってるのは、
我妻少年だけではないからな」

そう言ってははははと笑った

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