• テキストサイズ

その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第27章 あの人の声と音の波に重ねる呼吸を


一瞬とは言えど
あげはさんに欲情するような
そんな感情を抱くなんて

善逸はだらしない所が目立ちすぎる

それに あげはさんはその…
煉獄さんと交際していて

近くに結婚すると言うのに……


そうは言ってもだ


ハッキリ言って


煉獄さんの稽古はかなりハードだ

今の柱のほとんどに 継子がおらず


煉獄さんも過去に数人継子が居たが

甘露寺さんと言う
今は 恋柱になっているらしい人

(あの時の桃色の髪の女性が
甘露寺さんだとのちに
あげはさんから聞いたのだが)

以外は みんな稽古が辛くて
継子を辞めてしまったらしい


きっと 稽古が厳しすぎて
辞めちゃったんだろうなぁ…


「炎柱様~!鏡柱様ぁ~!皆さぁーん!
お昼に致しませんかぁーー?」

と春日がこちらに向かって
大きく手を振りながら
叫んでいる声が聞こえて来て


「あん?鏡柱ぁ~、柱いんのか?
ギョロギョロ目ん玉以外にってぇ
あれか?あげるの事か?」

伊之助がトントンと木刀で
自分の肩を叩きながら
あげはの方へ視線を向けた

「いや、その…ここでの通称と言うか。
あだなみたいな…ものかな?」

そう言いつつも
あげはが伊之助からこそーっと
視線を逸らせる

「俺は…、何度も言っているはずだが?
まだ…この期に及んでそんな事を…。
君は随分と、往生際が悪いんだな」

いつもよりも威圧感のある声で
杏寿郎がそうあげはに言った

炭治郎はその2人の間にある
恋仲のふたりからする
匂いとは違う空気を嗅ぎ取っていた

どうしたんだろ?

煉獄さん 機嫌が悪い感じだった


それにしても
やっぱり煉獄さんは 凄いな

煉獄さん これだけ激しい
打ち込み稽古をしても


打ち込み稽古って言うのは
使う型や攻撃で狙う場所を
指定されてする稽古なんだけど

息が全然上がってないし

動きに無駄が一切ない

と言うか足の場所も動いてない

それだけ 
煉獄さんが凄いって事なんだろうな
/ 1961ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp