第25章 昼下がりの密事(みそかごと)※R-18
「あのっ、杏寿…郎?目立つと言ったのは
胸の大きさではなくて、先の方の事でって、
んっ、あのっ、そっと、…して?
はぁ、ん、今は…そのっ時期的に」
「ああ、それはすまない。痛むのか…?」
左右の胸の外側から
肋骨の辺りに沿うようにして
斜め下から胸をそろっと
中央に向かって寄せられる
胸の根元の辺りから
じんわりと温かくなってきて
その温かい感覚が胸全体に広がって行く
斜め下から胸縁に沿う様にして
手を添えられて 親指を使って
乳房とその根元の境界線を
小さな円を描くようにして
押されながら乳房の下側に
添えられてる方の指で根元を揉まれると
甘い痺れで体が震えてしまって
「っ、はぁ、あ、ん、あ、ふっ」
自分の口から甘い声が
その甘い痺れに応じる様にして漏れでる
「あの、杏寿郎……、入らないんですか?」
「それは…、どこにだ?」
「バカッ、
…そう言う意味じゃなくってっ、
あぁんっ、もうっ」
スルッと手がそこから離れて
「そう、怒るな。冗談だ…、入ろう」
そう言って促されて
彼がバスタブの方へ数歩歩いて
私から距離を離したので
思わず自分の視線が
彼の杏寿郎の腰の
タオルの盛り上がっている部分に
無意識に向いてしまっていて
「……あっ」
とあげはが思ず声を上げて
お互いの視線がぶつかって
杏寿郎が気まずそうにしながら
「生理現象だ…、見ないでもらえるか?」
そう声を顰めて言って来たので
「杏寿郎。一つ、
お願いしたついでに…なのですが」
「何だ?まだ…何かあるのか?」
いつの間にかあげはは
纏っていたワンピースは脱いでいて
その体には部屋に備え付けられた
バスタオルを巻いただけの姿で
俺のすぐ目の前まで
歩み寄って来て
じっと俺の顔を見つめて来ると
そっとその俺の
硬くなっているその部分に
タオルの上から手を添えて来て
「あげは?」
「前々から、お聞きしたかったのですが。
どうして、杏寿郎は私からは…
させてくれないんですか?
理由位、教えてくれてもいいくないです?」