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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第24章 町行かば ※R-15 


2人共 目立つ容姿をしているので
すぐに杏寿郎とあげはだと分かった

「目立ちすぎだろ、あいつら……」

まぁ その様子を見れば

あげはの奴は ちゃんと煉獄に全て話して
煉獄の方も それを受け入れたんだなぁと
宇髄の目からも見て取る事が出来て

「良かった、あの2人が…幸せそうで。
ちゃんと、あげはは、
煉獄に話したんだな。良かった」

そう漏らすように義勇が言って


宇髄はその義勇の顔を見て
驚きを隠せなかった


「……冨岡…、お前」


そうだった…な

あげはは冨岡からすれば
自分の姉みたいなもんだったな

冨岡が俺と同じように
考えるのも道理ってことか…


結婚する前に死んでしまった
自分の姉と 

煉獄との結婚を控えてる
あげはが 

重なっちまっても無理はない……か


「宇髄、俺は…何としても、
あの2人を…結婚させてやりたいと、
……そう思っている」


宇髄は予想だにしなかった
義勇の言葉に
すぐに返答を返せなかった


結婚させて やりたい?

それも 何としても……だと?
 

あの冨岡が?

いつも何を考えてるのか
わからなかった冨岡が

顔を見ても意思が読み取れないような
そんな顔をしていた あの冨岡が?


今の冨岡の言葉には
明確な
明確すぎるほどの理由と決意がある

それに 表情からも

その 目からも

強い 意思を感じ取れる


変わったのか…冨岡も
変わったんだ…な

そうか 変われたんだ…な 冨岡も

前に 進んだ…のか 自分の意思で


「で、だから俺に手伝えって、
お前が言う訳?俺にぃー?」

「俺なんかに、宇髄がそれを頼まれる
筋合いがないと、言いたいのは分かってる、
だが、俺が、言いたいのは
そう言う意味じゃない」


俺に俺の因果があって

理由があって

俺がこの戦いに出る決意をしたんだと
冨岡は知っていて


目的は同じはずなのに

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