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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第24章 町行かば ※R-15 


「確かに、あげは様はかなりスタイルが
よろしくてあられるので。こちらの、
煉獄様の仰られるマーメイドラインの
ドレスもとても良く、スタイルが
際立ちましてお美しいかと思われますが……。」

そう早口に言うと 更に続けて

「御覧になられておられました、
プリンセスラインのドレスも
洋装のドレスでのお式をお考えの方に
人気のあるものになっておりまして……」

「なら、両方着ればいい、選ぶ必要もないな。
君が着るのなら、どちらも
似合うに決まっているからな!」

私が ドレスのデザインに
口……挟む 暇もなく
どっちもと言う方向に纏められてしまった

確かに私が見ていたのと
杏寿郎が気になっていたのが
全く異なるタイプだったから
こうしたらどっちも納得だろうと
判断したんだろうな 彼は

「色のドレスはどうする?
色の希望はあるのか?」

「赤か、黄色……か」

あげはが杏寿郎の髪の色を見ながら
そう ぼそっと呟いた

「でしたら、赤と黄色を使って
デザインさせて頂きましょうか?
これから、ご予定がおありでしたら
その間に、幾つかデザインをご用意致しますが?
夕方ぐらいまで、お時間を頂けましたら…」

これに比べたら
ラフな物になるがと付け加えられて

「そうか、これから他所にも
用事があるから、丁度いいな。
だが、いいのか?急かしてしまって」

「いえ、あげは様を見ておりましたら
イメージがどんどんと湧いてきましたので。
では、採寸だけ…させて頂きますね。
奥へどうぞ」

デザイナーをしている女性が
あげはを伴って
店の奥へ消えると

主がこちらへ近づいて来て

「煉獄様。先程、あげは様より賜りましたので。
こちらへお着換え頂けますでしょうか?」

そう言って差し出されたのは
スーツの一式だった

「あげはが、これを俺に?」

「ご自身が洋装ですので。
煉獄様にも洋装をと…」

「お代は?」




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ウエディングドレスの歴史

日本で初めてウエディングドレスが
結婚式で着用されたのは、1873年の事。
明治時代でも西洋式の結婚式は、
ごく限られた一部のみで行われていた。
当時は海外輸入のみだが、琥珀糖内では
仕立てる事が可能なようです。

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