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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第23章 いつかと昨日の口約束


問題は もっとこの鏡の
枚数を増やして
サイズを小さくする事……

「等分!」

二枚の鏡が 分かれて四枚に

「等分!」

四枚の鏡が 更に八枚に
大きさも半分になる……

フゥウウウウッ……

更にそこへ呼吸を足して
この状態から…更にっ

ハァ…呼吸が少し乱れる
負荷が…大きいのを感じる…でも

これができないと… 始まらないっ

「と、等分っ!!」

あげはの周囲をいつものサイズの
四分の一の大きさの鏡が
十六枚現れて取り囲む……

これで 十六等分…

一枚から始めたら一段階多く手間がかかる

だったら最初から 二枚 
もし 可能であれば 最初から
四枚から…始めた方が 良さそう…かな?

にしても…だ
頭がっ…クラクラするっ

負担がかなりかかってるのは分かる

けども…でも 見える気がする
この先が…どうしたらいいのか……

自分が 目指すべきビジョンが…


透真さんが 残してくれた言葉…
鏡を小さく分ける事の利点……

今までの私は
鏡を大きくする事にばかり
意識を向けていた

強い鬼が使って来る
広範囲の血鬼術に対応しないとって

でも…それが 違うんだって
気が付いた… それも重要だけど…
大きくなくても 小さい鏡でも
広範囲の血鬼術に対応しうると言う事

それを 彼は
透真さんは…言っていて

カッとあげはが目を見開いて
グッと木刀を強く握りしめると

足を地面にしっかりと固定して

深く息を吸い込む


「全集中 鏡の呼吸 壱の型っ 改」


あげはの周囲を三十二枚の鏡が取り囲む

スッとあげはが木刀を構えると
その 木刀動きに合わせて
三十二枚の鏡がまるで連凧のように
見えない糸で繋がれたかのように


追従して動くのが見えた


そうか! これなら…使える……

でも ならまだ 足りない
もっと長さが必要…だな

もっと鏡の枚数が なくては
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