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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第23章 いつかと昨日の口約束


どうぞと言わんばかりに
杏寿郎がこちらへ手を差し出して来て

家なのになぜか……
手を取る様に促されて

そのままあげはが手を置くと
握られてしまって
足早に引き連れられてしまって

台所を後にしたのはいいが


中庭で散歩でもと促されたはずなのに


「あの、ちょっと?杏寿郎…?
ここ廊下っ…なんだけど」

「ああ、そうだな。廊下だな、
それが、どうかしたか?あげは…」

何故か私は

あの場からたいして離れていない
廊下で彼に迫られている

それも…だ
逃げ場がないように
両手で壁を作られてしまっていて

「杏寿郎、やっぱり怒ってた…の?」

「怒っては…ない」

私の胸の間に杏寿郎が顔を埋めて来て
指で襟の合わせの部分を少し開かれて
私の胸に口付けを落として来ると

そのままそこに
チュウっと軽く吸い付かれてしまって

私の胸の間に顔を埋めたままで
そこから杏寿郎の声がした

「さっきも言ったはずだが?
少しばかり、拗ねていただけだ…」

でも 今の行動から察するに
少しばかり…ではないような?

「少しばかり?」

「少しばかり…だ」

そう言いつつも
胸の谷間をなぞる様にして
舌を這わせられて
少しだけ身体が跳ねた

「杏寿郎……、ここ廊下っ
…誰か通るかも…知れないし」
「だから、…どうだと言うんだ?」

「それに…、朝ご飯食べるんじゃ…」

「後でいい……俺は、君が食べたいが?」

朝食なんかよりも
私が食べたいと言われてしまって
そのまま耳に舌を這わされる

「あげは……、慰めてはくれないのか?」

「んっ、ちょっと、どうしてっ
……慰める感じにっなるんですかぁ!
そ、それに……お願いしていた事がっ
…ありますし?ありましたよね?」

それにだ

昨日は合計で 5回もしておいて
まだ 朝から するつもりで居たのか

そんな予感がしてたから
夜が明ける前に 床を出たのだけども

この人は…… 
どれだけ 体力あるんだか……
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