• テキストサイズ

その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第23章 いつかと昨日の口約束


自分の支度を整えながらも
使用人の女性と話をする

「でも、炎柱様に、お付き合いを
なさってる方がおられます事も、我々は全く。
存じ上げておりませんでしたので……」

その使用人の女性の言葉を聞いて

あげははそれは
そうだろうなぁと思った

だって 彼はあの日 
私と駅で合流する前日

ここを炎屋敷を 出た時には

私とは そんな関係ではなかったのだから


「その……、ご求婚は、
いつ頃…?でしたのですか?」

「求婚……、えっと、確か。
私の記憶が確かであるのなら、
一番最初は5年程前かと…」

あげはの言葉に 目の前の女性が
目を大きく見開いて
丸くさせたのは言うまでもなく

「当時、私には婚約者がおりましたし、
その次は3年前ですね…。
その時は、私は婚約者をなくして、
1年にもなりませんでしたし……。
その後は…1年前ですかね?」

目の前の女性が更に変な顔をしたのは
言うまでもなく…

「ずっと、お断りしておりましたので……。
その、私の個人的な事情で…」

「でしたら、
5年越しの愛だったと?素敵ですわ」

ガッと使用人の女性に
両手を握られてしまって

「え、いや、ずっと、私はお断りを……」

「でも、今こうして、あげは様が。
こちらにおられると言う事は、
その炎柱様のお気持ちを、
受け入れて下さったからでありましょう?」

いや まあ
それはそうなんだけども
彼の想いを 求婚を受け入れたから
現に私は 今 ここにいる訳で……

「え、あ、そうですね。
それには変わりはありませんが……。
それに、この様な関係になって
まだ、ひと月も経ってませんし…」

あげはの言葉に 女性が
驚きを隠せない様子で

「先日の無限列車での任務にご同行させて
頂いておりませんでしたら、こうはなっては
居なかったと思いますので……」

「えええっ!そうだったのですかっ、
私はてっきり…内密に
愛を育まれておられたのかと……」

「でも、杏寿郎さんの性格では
内密には……出来無さそうですがね?」

あげはの言葉に同意をするように
彼女が確かにと言ってふふふと
2人で笑った
/ 1961ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp