第21章 その鏡に映るのは ※R-18
「杏寿郎が…悪いんでしょ?
あんなにあれを…飲ませるからぁ…」
「そうか、多すぎたのか?それは…
悪かったが。俺は君が、酔わないから、
そんなに効果がないのかと…」
「だったら、責任取って」
「責任?…今はその時期では……」
昼間の情事で今は
その可能性がないと
彼女自身の口から聞いたのに
俺に何の責任を取れと
あげはは言いたいのか?
「私を、こんなにしちゃってる、責任!」
「君が、どうなってるのか…
教えてくれるのなら、考えるが?」
「もう、我慢っ…出来ないのっ……」
我慢 何の我慢だ?
繋がってるだけじゃ
彼女はダメだと言ってるのか?
それは つまりは…
「いいのか?
…その激しく…してしまっても?」
「でないと、私が変になっちゃう…っ」
「だが、それを俺に許したら……。
あげは、君の事を…俺は
壊してしまうかも知れんぞ?」
ちゅうっと労わる様に
そっと優しく 杏寿郎が
あげはの頬へ口付けをする
今は こうして
抑えてるけど……って事?
杏寿郎は 私の事
壊してしまいたいくらいに
愛したいって思ってるって事?
「夜は…、杏寿郎の…望むだけ…って」
グンっと自分の中にある
杏寿郎の物が大きく膨れたのを
感じてしまって
「自分が煽ったんだからな?
……いいんだな?あげは。
君が、泣いて止めろと言っても、
止めれないかもしれんが、
……それでもいいのか?」
と彼が何かに耐える様にしながら
私にそう問いかけて来て
それなのに そんな事を言われてるのに
ゾクゾクとしてしまって
そうされたいって 思ってる
自分がいて…
「んっ、……いいよ。…激しく…して?」
ズンッっと奥まで
深く彼のモノに貫かれて
あげはが大きく背中を反らした
後頭部をすぐ後ろにある鏡に少し
ぶつけてしまって 痛いとも感じたが
それ以上の 突き抜ける様な
快感が 私の脳を支配して行く