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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第20章 炎柱 と 鏡柱


そして 同時にアルコールが
肝臓で代謝されて血中の濃度の
ピークに達すする時間が……
飲んでから丁度 30分後……

正直 私はこういう類のやつは
プラセボなんだろうと思ってるからっ
そう言う効果のある物を
飲んだと思うから効果があるのであって

そんなの効果ないって
効果がないって思ったら

きっと 大丈夫…だよね?

きっと大丈夫って 
信じたいんだけど?

「大丈夫か?あげは。水でも飲むか?」

酒が回って辛いのかと
心配されていたようで
そう杏寿郎が声を掛けて来た

「そうですね、お水、頂きます」

杏寿郎が差し出した水のグラスを
あげはが受け取ると
それを飲み干そうとして

手を止めた

あれ?この匂い…水じゃない

「ちょ、っと、騙される所
だったじゃないですかっ。
これ、水じゃないじゃないのっ」
「なんだ?酔っているかと思ったが、
酔ってなかったのか?」

「すでに飲んでる状態から、
更に飲ませるおつもりでしたね?杏寿郎?」

「まだ、飲めるだろう?
酔っている様には見えないが、
君が酔ったらどうなるのか、
見てみたいと思ってな…」

あげはが酒の入ったグラスを
持って口元にはグラスを付けているが
その中身を飲んでいる様子はない

「つまり、もっと飲ませたいと?
いいんですか?そんな事しちゃっても」
「飲ませたいと言ったら?」

「自分は飲まないのに?
私にだけ飲ませたいと?」

不満そうにあげはが漏らすと
ふっと杏寿郎が笑って

「君が酔ってしまって、
俺が深酒すれば、君が、どうしようも
なくなると思うがな?違ったか?」

成程… そう言う事か

深酒し過ぎて 俺が
役に立たなくなってしまったら
君が今晩 悶々としながら一晩を
過ごすことになるがいいのかって事か

「もう、今夜はお酒は十分頂きましたよ」

「なら、風呂にするか?」

「え?お風呂ですか?でも片付けは……」

「きっと、片付けは俺達が風呂に行っている
間に済んでいると思うがな?」

「と、仰いますと……」

「一緒に入ろうと言ってるのだが?
前もあそこで一緒に入っただろう?
俺と君の仲だ、遠慮は要らないからな」

「え。でも……、飲んだ後にすぐは…」

「どうしてだ?前は風呂で飲んだのにか?
……君は、隠し事も…、下手だな。だが」
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