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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第20章 炎柱 と 鏡柱



「誰が、防戦一方だと?
知りませんよ?怪我しても…」

シィイイッ…ー

一瞬だけ彼女が
雷の呼吸を使ったと思ったら

視界から消えたっ  速いっ!

霹靂一閃か?いやでも違う
タメが必要な型のはず…ならばっ


フッと自分のすぐ目の前に
一瞬にしてあげはが現れた

あの距離を この一瞬で?


一瞬にして 間合いを詰められて


「雷炎の呼吸 霹靂不知火 双!」


双っ
双 まさかっ

不知火を 二連撃する気か!


あげはの剣が横薙ぎに薙がれて
それを杏寿郎がギリギリでかわすと

ほとんど 一閃…だな これは
霹靂一閃の 速度に近いっ

もう一度 体を回転させながら更に来る 
追撃の不知火を 盛炎のうねりで受け止める

彼女は女性だから
腕力では男性には敵わないが…

確かな重みを受けている刀に感じる
体重を乗せた 回転を乗せる事で
威力を底上げしてるのか……

しかし 
反応出来たからいいものの

真剣なのだから
受け損ねれば 大惨事だな…これは

怪我をしても知らないと彼女も
言ってはいたが…言葉通りだ 
……正直 危うかったな


雷の呼吸と炎の呼吸を
合わせるだけでなくて

更にその技の応用も出来るのか……


悔しくもあるが 見事

あげはが構え直したのが見えて


下から斬り上げるあの構えっ
ならばっ 俺も


「「炎の呼吸 弐の型 昇り炎天」」


ゴォオオッ…
ふたりが同時に放った
昇り炎天がお互いの炎の円を
かき消しあって 消えて行く……



確かに 柱として
5年務めただけの事はある

鬼殺隊士としての経歴も
10年 と言っていたか……


彼女は 強いな…


これほどまでとは
俺の想像以上だ……

ここまでとは 正直
俺も思っていなかった


不死川が彼女を柱に戻したがるのは
無理もない話だ

この 1戦だけなど惜しいと言う物……


お互いに刀を構えたままで
動けなくなって
睨み合う 膠着状態に入った


構えたままで力を抜かずに
ふぅっと あげはが小さく息を漏らす

突然 彼が
掛かって来ると分かって

始めた手合いだったけど


彼の 杏寿郎の
炎柱としての実力は

あの猗窩座とか言う鬼との
闘いを見ていたから

知っている つもりだったけど
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