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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第19章 心 向き合う ※R-18


「その、……夜に看護の勉強を
したりとかもですし。やはり、その、
知った仲ではあるのですが、化粧や支度を
整えてる姿を…お見せするのは……」

素直に自分が考えている事を
杏寿郎に話すと

「俺は……君が眠る前の支度を
整えている姿も、鏡台に向かって
支度をしている姿も、見て居たいと
…見たいと思っているのだが?」

じとっとした視線を
あげはがこちらに向けているのに
気が付いて

「見る……だけじゃありませんよね?」

「そ、それは、俺が折角君が整えた
支度を、乱れさせるからか?いや…それは、
俺の所為では…、君がそのっ」

「じゃあ、誰の所為ですか?
私のせいだとでも?
乱れさせてるのは、杏寿郎のはずですが?」


「それは、君が……
可愛らしくて仕方ないからだ」
「騙されませんからね?」

「あげは、そう怒るな。……そうして
怒ってる君も、可愛らしいから……」

ぐっと腰に腕を回されて
引き寄せられると

その…さっき 交わった所なのに
彼の硬くなったモノが当たってて

「俺の堪えが、……いつも以上に
なくなってしまうかも知れんからな」

いつも いつも
何度もってなるのに
今日は一回だけだった…な

一回だけ… もしかして


「君の望み通り、今は、一回にしたのだから。
当然、夜は、俺の望みを叶えて
貰えると思っているのだが?
それは俺の、思い違いか……?」

堪えが なくなるって言ってたけど
ええと それは 今も

彼はそうしたいと思ってるのを
堪えてくれてるって事で

「それは、……夜は……そのっ」
「俺の望むだけ、君を抱いても
…いいと言う意味じゃないのか?」

杏寿郎の 望むだけ?
えっと それは
その 何回…位なのだろうか?

今は 一回だけだったけど……
でも 彼はいつも…

「あげは。何を考えている?
想像してしまったか?君は可愛いな」

ぐっと抱き寄せられてしまって
耳元に口を寄せられて

「いえ、別に私は…っ何も…」

そう苦しい言い訳をしてみるが

「君は、可愛いな。あげは。聞きたいか?」
「き、聞きたいって?何を?」


「俺が、如何ほどを
望んでるかと言う意味だが?」


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