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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第18章 炎屋敷へ ※R-15


「あげは。確認したいのだが、
…君が俺を受け入れ難いと
感じている原因についてだが
俺が何度も君を求めてしまうからか?」

「それは何度も、言ったと思いますが…?
極端なんです、杏寿郎はっ!
そんなに出来ませんっから」

「だが、元を正せば全て、君の所為だぞ?
あげは。君が可愛いのがいけないし、
君が俺を煽るのがいけないんだ。
俺の所為じゃない」


グイっと両方の手首を掴まれると
壁に押し付けるかの様に固定されてしまう
そのままその手が少し緩むと

指を絡め取られてしまって
キュッと握られると
甘い痺れが指先から伝わって来る

「それに…、無理な相談と言う物だ」
「杏寿郎?無理な相談って?」


「君は、先ほど極力感じさせない様に、
気を遣ってしまわない様にと言ったが……。
俺は……あそこで、何度も君と体を重ねて……」

じっと熱を帯びた瞳で見つめられる
困惑した表情の自分が
その赤い瞳に映っていて

そっと お伺いを立てるかのように
杏寿郎があげはに唇を重ねて来て
触れるだけの短い口付けを
角度を変えながら何度も繰り返す

まるで あの時に
馬車の中で恋仲になって交わした
口付けをなぞっているようでもある

でも あの時の私と
今の私は違ってて


「君の感じ易い場所は、大体…
把握したつもりだが?後は……そうだな」

杏寿郎の意味深長な言葉に
その時の事を思い出してしまって
ドキドキとしてしまう

「どうされるのが…好きなのかも、
ある程度、理解したつもりだが。
どうだろうか?」

「どうだろうかって、それは……
一体、どう言う……意味っ」

指を絡め取られたままで
口の中に舌を押し込まれて
舌を深く絡め取られてしまって

「んっ、…ふっ、ん、はぁ、ん…」

「こうして、手を繋いだまま、
口付けられるのは?どうだ?」

そうされるのは好きかと
聞かれているのだろう

指を絡めたままで
口付けられるのは
何もしないでそうするよりも…
感じてしまうのは確かだ

「んっ、あっ、ふぁ、ん、好きでっ、す…」


深い口付けを交わしながら
繋いでいた手を片方開放すると

右手であげはの首の裏のくぼみを
グイグイと指で刺激されてしまって
彼の口の中に甘い声を漏らしてしまう




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