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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第3章 琥珀糖の


この服装は所謂 ハイカラさんスタイルで
年若い女の子が好むやつだ 
女学生さんがするやつ
「流石にこれは…、年齢的に
無理があるんじゃ〜」
いくら若く見られる方とは言えど
限界はある
「そうですか?私はいいと思いますが、
アオイはどう思う?」
としのぶがアオイに意見を仰いだ

「いいんじゃないでしょうか?
お似合いなので、問題ないかと」
「とっても素敵です!あげは様」
「うんうん、似合ってる」
「お可愛らしいです〜」
アオイに続いて
3人娘もそれぞれの感想を述べた

しのぶちゃんめっちゃ見てくるし
これで行くより…仕方ないような
…感じだよね?
少し照れくさいような
気恥ずかしい様にも感じつつ
あげはは東京駅へと向かった

確か しのぶちゃんの話によれば
煉獄君は先に出発していると
言うことだったので
上手くすれ違いにならずに
合流できればいいのだけども

大きな風呂敷包みを抱えて
駅のホームを移動する
煉獄君は遠くに居ても 
目立つ容姿をしているし…

すぐに見つけられる…と思うんだけども
「あ、あれだ…」
あの派手な 髪の色に
あの炎の様な色合いのマント
煉獄の後ろ姿を見つけ
そちらへ向かおうとした時

『ねぇねぇ、君。その大きな荷物、
重そうだね?持ってあげよっか?』
「いえ、大丈夫です。見た目は大きいですが、
重くはないので…」
『これから、俺たちと遊びに行こうよ。
東京案内してあげるし』

あぁ そうか こんな大荷物持ってるから
私の事をおのぼりさんと勘違いしてるんじゃ…

「いえ、東京はそれなりに知っているので、
結構です」
『でも、キョロキョロしてたじゃん?
人、探してたんでしょ?』
3人の男に取り囲まれて
進みたい方向へ進ませて貰えない

少し離れた所から杏寿郎が
その様子を目にしていた

女性は汽車に乗るのだろうし…
彼らの相手をしてる場合ではないだろうに
気の毒に…
それに男性3人で女性1人に声をかけるのは
あまりいい印象は受けないな…
助けに入るか…と近づいた時

スッと隙間からその女性が
こちらへ手を伸ばして来て俺の腕を掴んだ
「私が、探していたのはこちらの方ですので!
もう見つかりましたから、ご心配なく」
その女性の声 耳に覚えがある

掴まれた腕ごと こちらに手繰り寄せると
自分の体の後ろに女性を隠す
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