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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第15章 それぞれの いとま


髪の毛も蜜璃ちゃんにお揃いの三つ編みに
編まれてしまって
はいっと隊服を手に乗せられてしまった

今日は 一日 これで過ごすのか……

藤色の長い靴下をはいて
隊服に着替えてみる
タイツならまだ股下があるが
長い靴下だから何もなくて 心もとないし
何より
乳房が隊服からはみ出さないか不安になる

蜜璃ちゃんはこれを着て
この胸が落ち着かない状態で
良く鬼と戦ったりできるな
とある意味で感心してしまった


あげはが隊服に着替えている間に
蜜璃が暇を持て余していると

塀の向こうから
不死川がこちらへ向かって来て

「あら?あれは…、不死川さん?
うちにご用事かしら?珍しいわ」

「おー。甘露寺。突然悪ぃ、
蜂蜜、譲ってくれねぇーかぁ?」
「あ、蜂蜜買いに来てくれたのね?
すぐにご用意するわ。
どれぐらいかしら?一瓶でいいかしら?」
「そう言やぁ、どんぐらいか
聞いてなかったわ。とりあえずそれくれ」

自分の屋敷の使用人に
甘露寺の所の方へ行くついでに
屋敷で使ってる 蜂蜜がなくなりそうだから
買って来て欲しいと頼まれたのだ

そう言われてみれば 一瓶でいいのかとか
量はどれぐらいか聞いてなかったな

甘露寺が倉庫の方へ 蜂蜜を取りに行ってると
屋敷の方から こっちへ 誰かが来て

「ねぇねぇ、
蜜璃ちゃん、これ…変じゃないかな?」

と俯きながら
甘露寺とお揃いの髪型をした
藤色の髪をした女がこっちへやって来て

何だ?甘露寺のやつ
継子でも取ったのか?

それにしても

お揃いなのは 髪型だけじゃねぇな
あの奇抜な隊服もお揃いで

胸元が露わになって居て……
そこから 甘露寺と変わらないぐらいの
質量のある白い乳房が見えていて

ついつい……
見てはいけないと思いつつも
見てしまうのは 俺も男だから…だと
自分にいい訳してしまいながらも

俺の事を甘露寺だと思ったのか
そう尋ねて来て

返事がないのにおかしいと思ったのか

「ねぇ、これ……、大丈夫?
おっぱい…落ちちゃわないかな?」

顔を上げた時に バチっと目が合ってしまった

って コイツっ…
甘露寺の継子じゃなくって

あげはじゃねぇかよ!
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