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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第14章 束の間の いとま


はぁ~ん!
あげはちゃん 今日も美人だわ 素敵っー!
はっ! 私ったら 
またあげはちゃんに見惚れて いけないわ!
でもでも 本当に あげはちゃん
恋をして ……綺麗になったわ

目の前の蜜璃は
型を披露すると言った割に
あげはの前で 頬を染めて
くねくねと体を捩らせていて

何…… してるんだろ?蜜璃ちゃん

「恋の呼吸 弐の型っ 懊悩巡る恋」

高速で流れるように
螺旋状に対象の周囲を回転して 剣撃…を
複数回 斬りつけるのか……

私の使う 型に近い動きは無いけど
流流舞いとかの応用と考えて
置き換えるのであれば……
いや……生生流転と使えば……回転して
攻撃を強化しながら 使える

むしろ移動しながら 使える利点を生かせば
水恋の呼吸 生生巡る恋になるのだろうか?
それとも 懊悩巡る流転だろうか?

懊悩巡る流転……語呂がいいな

問題は回転しながら
相手の周囲も回転するから
目が回りそうな所か


それから 軽い打ち込み稽古をしていると

ぐぅうううっと蜜璃のお腹が鳴って

「あはははっ、お腹が、空いちゃった……みたい」
「朝ごはんに、しようか?」

朝食を二人で一緒に済ませて
しばらくゆっくりと
お腹が落ち着くのを待っていると

「あ、そうだ。蜜璃ちゃんに
お願いがまだあるんだけど……」
「何かしら?」

「あの隊服って、まだ持ってたりする?
前にしのぶちゃんが、隠に頼んで作ってもらった
前が閉められるやつ…着ないんだったら
譲ってもらいたくて」

目の前の蜜璃がきょとんとした顔をしていて

「あの隊服だったら、
ちょっと前にしのぶちゃんに貸したんだけど?
まだ、戻って来てないのよ、ああ、でも、
まだ、予備があるにはあるけど…」

「そのしのぶちゃんに貸した、
隊服の事でも、謝らないといけなくてね……」

今回の件で 蜜璃ちゃんには
謝らないといけない事ばかりだ


しのぶちゃんがちょっと前に
前が締められるように
作った隊服を貸して欲しいと
借りに来たんだけど

私 確かにおかしいと思ったのよ
しのぶちゃんにはサイズが合わないし
どうしてなのかしらって

先日の無限列車の任務に行くのに
荷物がかさばらない様にするために
しのぶちゃんが あげはちゃんに貸したのね
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