第13章 湯治編 小さな蜜月 ※R-18
彼のモノが少し膨らんで
何度か腰を打ち付けられて
達して終わったばかりの私の体は
再び絶頂へと押し上げられてしまって
「あぁ、んっ、きゃあぁあああんっん!!」
その時にかなり彼を
締め上げてしまっていた様で
「あげは…、君は俺を殺すつもりか…?
死ぬかと思ったぞ?」
と恨めしそうに
悔やみごとを言われてしまった
でもそれは私のせいじゃなくて
杏寿郎がそうしたからそうなったのに…
そんな事を考えていると
そのまま眠気に襲われてウトウトと
しばらくまどろんで居て気がつくと
死ぬかと思ったと言っていた割に
杏寿郎は元気そうにしていて
もう体の怠さが取れたのか
杏寿郎が水を飲むかと勧めてくれた
その手からコップを受け取って
喉に流し込むと 視線を感じた
「溢れてるぞ」
口の端から溢れた水が頬を伝っていたのを
杏寿郎が指で掬い取った
「まだ、部屋の風呂に
入ってなかったな、一緒に入るか?」
「そうですね、でしたら先に
行っておいて頂いても?
私は…お手洗いに…行ってから」
「そうか、なら俺は先に行っているぞ」
お手洗いを済ませて
お風呂へ向かうと洗い場で体を洗いながら
杏寿郎が尋ねて来た
「洗うか?」
「えぇ?いいですよ、自分で洗えますから…」
それに今杏寿郎さんに
例え洗うためとは言えど
体に触られると…色々とマズイし
と体を自分で洗っていると
「丁度…、一刻半だったな」
そう言えばそんな事を言っていたか
そうか一刻半も経って居たのか
「それは、私があの後少し眠ってたからで…」
「身体は…大丈夫か?痛い所はないか?」
そう言って私の頬に飛んでついていた
泡を拭いながら尋ねられて
「それは…大丈夫ですが…、あのっ」
何だろうな 嫌な予感がするんだけど?
この人
体力お化け並みにあるんじゃないかな?と
「君さえ…良ければ…、
そのもう一度…いいだろうか?」
「え、でも…、体っ、洗って…」
「また後で、洗えばいい。
さっきあれだけ出しておいて何だが…」
泡に包まれている
杏寿郎自身に触れてほしいと
言われて手を導かれる 手に触れた
その部分は凄く逞しくなっていて