第13章 湯治編 小さな蜜月 ※R-18
自分の両手で顔を少し隠す様にして
俺から視線を逸らせながら
「恥ずかしい…から…ですっ、
杏寿郎さんのっ、バカァ…」
「君は俺をどれだけ、煽れば気がすむんだ?
あまり煽られると、お手柔らかにできんぞ?」
「あっ、煽ったり…は…っんっ」
「見ても?」
と聞いてはみるが返事は返せないだろうし
あげはは返事をしてはくれないだろうが
今までもそうだったしな
と諦めてた所に小さく頷いたのが分かった
そんな所がまた
可愛らしいと感じてしまう
シュル 浴衣の帯を解くと 浴衣が肌蹴て
普段は晒されていないあげはの体が露わになる
白くきめの細かやかな肌に
抑揚のついた女性らしい曲線的なラインと
スラリと伸びた四肢
柔らかな程よくついた肉と
鍛えられたしなやかな筋肉の
その両者のバランス 素晴らしい肢体だな
「綺麗だ…あげは、芸術的ですらあるな」
この人はお世辞を言わないのは
重々私も知ってるので
思ったままに口にしてるのだろうけど
「んっ、あまり…、見ないでっ…」
「見るなと言うのは、難しい。見てしまうし、
もっと君の、細やかな所まで…、見たいからな」
と言いつつ体全体から
彼女の胸の部分に目を向けると
横になっていて
これだけの質量と形状を保っているのだから
俺が思っていたよりも…
ずっと大きいのかも知れない
大きめの乳房に比例せず
先の部分は色素が薄く
大きさも小さくて可愛らしい
「触っても?」
「聞かないで…いいですからっ」
俺の手に余るくらいだから…揉み応えもあるな
全部収まるくらいの方が理想的ではあるが
溢れるくらいも また…素晴らしいな
「君は…、ここも綺麗だな」
「綺麗…なんかじゃ…」
「否定すると、何度も言われるぞ?
…君の体は綺麗だな。ここも…」
「い、言わなくて…いいですからぁ…」
柔らかいながらも弾力と張りのある感触
聞かなくていいと言われたから
その先端の部分を指で押す様にして触れる
ここって そこの部分の事?
敏感な部分を弄られると堪らなくなって
甘い声が漏れてしまう
「あっ、んっ、あ、ああっ、んっ、ふ、っ…」
柔らかい中にもツンと
先の部分が硬くなって来るのがわかる
可愛らしい……な ここも