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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第82章 集いし 炎屋敷




私が…ただいまを言える場所は…

知らない間に…蝶屋敷だけじゃなくて

炎屋敷…に… それから…煉獄の…家…と

増えてしまって居た…


「ただいま…を…
ちゃんと…言わなくちゃ…」


それから… あの…病院があった場所にある

育ての父が眠っている墓にも

あのフローライトが

私の所へ戻って来た事を報告せねば

ううん… それだけじゃない…

カナエちゃんにも…瑠火様にも…

もちろん…お館様にも…お伝えせねば…


こんなにも…私には…

伝えたい事と伝えたい人達が居る…


それから… ギュッとポケットの中で

その小さなカエルを…あげはが握りしめる


「悲鳴嶼さんの心を、悩ませ続けていた
負の感情の呪縛から…解き放たねば」


そうだ… それは… 自分の使命だ


私にはそれが出来るし

私にしか出来ない使命だ


これは…何があっても

成し遂げなければならない… 


自分の為にでもあり

彼の為にでもあり…


皆の為…にでも…だ



「あげは…、
私がせねば…誰がする…の?
そう…出来る、私には…出来る…。
私にしか…それは…
許されて居ない…成さねば」



あげははそう自分を鼓舞した





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