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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第82章 集いし 炎屋敷



これだけの柱が一同に

炎屋敷に集まってるのに

伊之助は全く遠慮は無いし

善逸も…これ美味しいっとか

賑やかに言いながら…食べているから

ついつい 自分も…

今日が特別な日だと…いう事を

忘れてしまいそうになる

ブンブンと炭治郎が

自分を否定するように首を左右に振った

目を閉じて 呼吸を意識する

鼻に…意識を集中させる

これだけの人数が集まっているんだ

沢山の匂いが…入り乱れている…

炭治郎はその匂いの1つ1つに
意識を集中させて嗅ぎ取って行く

確かに…皆から…緊張の匂いもするけど…

今の時間を…楽しいと…思っている

そんな…匂いも嗅ぎ取る事が出来て


でも…いいなって…思ってしまう

この…時間が…続けばいいのになって


そんな事を…周囲を見ながら

炭治郎が考えていると


「炭治郎君、何も食べてないけど…
炭治郎君は、何食べる?取って来ようか?」


さっきまで 千寿郎君と

話をしていたあげはさんが

俺が何も食べてない事に気が付いたみたいで

何か欲しい物はあるかと

わざわざ ここまで訊ねに来てくれて


「すっ…すいません…、
あの…良かったら…
あの、…エビ団子を…」

「あ、あの時…、杏寿郎さんと…
一緒に…炭治郎君もあのお団子屋さんに
行ってたんだったよね?峠の所の」

「でも…、お二人が…
仲直り出来て良かったです」

「まぁ、あれは…お互いの
ちょっとした意見の相違…と言うか
喧嘩って言う程でも…無かったんだけどね?
ごめんね、あの時は炭治郎君にも
善逸君にも迷惑かけちゃったしね…結局」

「お話の所…お邪魔しますね…
あげはさん…、今の内に、
こちらをお渡ししておきますね」

そう言ってしのぶから手渡されたのは
液体の薬の入った小瓶だった

「しのぶちゃん…この薬は…?」


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