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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第82章 集いし 炎屋敷


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その頃の… 恋屋敷

屋敷の主である甘露寺蜜璃は

上機嫌に 鼻歌を歌いながら

ゆっくりといつもよりも時間を掛けて

入浴をしていた

風呂から上がると 肌を整えて

長い桜餅の色をした髪を乾かして結うと

洗濯されている綺麗な隊服に袖を通した

隊服の上に白い羽織を羽織った

この白い羽織は…鬼殺隊に入隊する

お祝いに師範である煉獄さんから

貰った羽織だ

煉獄さんに貰ってから…

ずっと大切にしてる羽織


じっと自分の姿を蜜璃が鏡に映して

ぱんっと気合を入れるために

蜜璃が自分の両頬を叩いた


『恋柱様、お食事の準備が整っております』


朝ご飯は食べたけど…今日は大事な日だから

ご飯を沢山…食べなくちゃって

お屋敷の使用人の人達が言ってくれてね


たっくさん…

私が好きな物をね…用意してくれたの


机の上に所せましとご馳走が並んでいて


それを美味しく綺麗に全部…蜜璃が平らげると


自分の屋敷の使用人達に見送られて

恋屋敷を後にした


「あら、…あそこに居るのって。
宇髄さんよね?宇髄さぁ~~ん」


目的地は 煉獄さんとあげはちゃんが居る

炎屋敷なのだから…向かう方は…同じはず…

なのに…何故か…宇髄さんは…

真っすぐに そっちに向かう感じじゃなくて

どこかへ寄るつもりにしているのか

別の方向へ向かっているのに蜜璃は気が付いた


後を…追いかけて 尾行してる…って

宇髄さんに思われちゃってるかしら…??

って…どこかに…忽然と 消えてしまって

蜜璃の宇髄の尾行は…

あえなく 失敗に終わってしまった




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