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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第81章 その琥珀糖はまるで



わざわざ頼まなくてもいい様な用事を

2人にお願いしてしまって居て

私が…ここまで…お節介を…

別に…しなくても…良いんじゃと

そんな風にも…しのぶは思いつつも


伊之助君は…私達の人間の

常識の範囲外に居る存在ではありますけど


前に……彼を 

ミツアナグマに例えましたが……

彼等は…世界一怖いもの知らずの…

動物とも言われていて

自分より数倍も身体の大きな

ライオンや水牛やハイエナにも

襲い掛かって撃退する事もあるのだと…

昔…お父さんに…買って貰って

カナエ姉さんと見た図鑑に…載ってました…ね…


自分よりも……強い相手に対しても…

彼なら勇猛果敢に…それこそ猪突猛進に…

俺の刃を…向けて…

立ち向かってくれそう…ですし…

あげはさんが…彼等を…

今日の戦いに連れて行くのを

決意した理由も…

この…3人だから…かも…知れませんね…


「お二人は…もう、準備は大丈夫ですか?
伊之助君が戻って来たら、出発致しましょう。
……と…、言いたい…のですが、カナヲ…
貴女はいつまでそこに居るつもりですか?」

しのぶが建物の陰に隠れている
カナヲに向かって
出て来る様に声を掛けると
おずおずとしながら…
カナヲがその姿を見せて来て

そのまま炭治郎を呼び出すと
2人で…その場から離れて行ってしまったので

善逸君には…伊之助君が何をしてるかも

炭治郎君がカナヲとどんな話をしてるかも…

その耳で全部…会話は
聞こえて居るんでしょうけども…



「善逸君…、少し…私と一緒に
…あちらでお茶でも飲みましょうか…」

「ううん、いいよ。
俺…は、大丈夫ですから。
それよりも…しのぶさん…」

「善逸君の…気掛かりは…、
宇髄さんからの課題の方…ですね…。
いいですよ、少し時間はありますから…、
お付き合い…致しましょう」




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