• テキストサイズ

その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第81章 その琥珀糖はまるで




「では、伊之助君…屋根を走りますので…
しっかりと、私に付いて来て下さいね?」


そう言ってフワッとしのぶが飛び上がると

そのまま屋根から屋根を飛んで移動して行く

伊之助も置いて行かれない様に

ドタドタと屋根の上を走るが

フッと…視界の先のしのぶの姿が消えて


「あらあら、ダメですよ~伊之助君。
そんな風に…足音を立ててしまっては…。
今は…人が活動してる時間で
外も明るいですから。出来るだけ…
無駄な動きを減らして…、静かに…
音を立てない様にして…走って下さいね?」

「狩りをする時の…、
獣みたいな動きしろって事だろ?
はんっ、しのぶっ
この伊之助様を、誰だと思ってやがるっ」

そう言って走り出した伊之助の
走る速度こそは先ほどの
ドタドタ走りよりは劣るが

それこそ…音が…

僅かにしか…聞こえない…

一言…こちらが…そうしてみたらと

提案しただけで

ここまでの…物を返して来てくれる…

私も…カナヲが居なければ…

彼等を…継子として

育てて…みたいと…思ってしまいますね…

まぁ…炭治郎君達は煉獄さんが…あげはさんと

一緒に面倒を見ると…

言い切って居られましたし…

私が…出来るのは…この程度に…はありますが…


「そうです、その調子ですよ、伊之助君。
でも…伊之助君なら、もっともーっと…
音をさせずに…早く…走れますよね?
だって、伊之助君は…親分ですもんね」

「しのぶッ!馬鹿にしてんじゃねぇ!
俺様は親分だからな!親分が子分より
足がはえええのは当然に
決まってんだろーがよっ!」

「ええ、勿論…
それは私も…知ってますよ~?
伊之助君…そのまま…
自分の足に…意識を集中…」


何時の口調じゃない口調でしのぶが言って来て

あげるに教えて貰ったやり方で

自分の足に…意識を集中する…

グンっと伊之助の速度が加速して上がった


/ 1961ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp