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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第80章 それぞれの前夜



毎回…自分はカナエ姉さんの代りだからとか

そんな風に…しのぶ姉さんは言ってた

そんなしのぶ姉さんを見て

あげは姉さんが

―『しのぶちゃんが一緒に寝たくないなら、
私がカナヲちゃんと一緒に寝ちゃおうかな~』―

ってしのぶ姉さんに言うから
あげは姉さんがそう言うと
しのぶ姉さんが私の手を引いて
そのまま部屋まで連れて行かれて
添い寝をしてくれた…のを…憶えてる

でも…今は…私がして貰う方と
しのぶがカナヲに言って来て

一緒のベッドに入って
自分がそうされた様にして…

カナエの真似をしながら
しのぶの身体に布団を掛けて
トントンとその上から叩いた


「ふふふふ、まさか…自分で
頼んで置きながら、びっくりです…。
こんな風に、私が…貴方に
そんなお願いを…する日が来る…なんて…。
そんな事…思っても…居ません…でし…た…。
カナヲ…、貴方も…立派な…
お姉さん…に、なりました…ね…」


そうだ…身長…

いつの間にか…姉である…しのぶ姉さんを

追い越してしまっていた

こうして…自分より…少し小さい…

しのぶの…身体を見ていると

同じ…女である…自分の目から見ても

しのぶの身体は…驚く程に細くて華奢だ…


その…華奢な身体に…秘めている…

その確固たる意志の硬さと強さは

ずっと…見て来たのだから知っている

しのぶ姉さんのそう言う所は

カナエ姉さんに…良く似てる…とそう思った


「しのぶ姉さんは…
あげは姉さんを死なせたくなくて、
あげは姉さんは
しのぶ姉さんを…死なせたくないって
そんな風に…思ってるのは…、知ってる…」


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