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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第80章 それぞれの前夜



この戦いの為に…しのぶさんも宇髄さんも…

冨岡さんも…何かを用意してる様だった…

それだけの柱が集まるのに…

勝てる気がしない相手だって

昨日ふらっと 善逸の様子を見る為に

蝶屋敷に立ち寄った宇髄さんが言ってた…

甘露寺さん…も…一緒だって言ってた

それから…あの時に…禰豆子を刺した…

不死川さんも…一緒…だって…

9人居る…柱の中で 

不死川さんは2番目の実力者なんだって

宇髄さんが言ってたけど…
その不死川さんが居ても…

厳しい戦況になるかも知れないと
しのぶさんも言ってた



鬼殺隊 最強の水柱… 三上透真…





「それに…、
三上透真の件を何とかしなければ。
あげはさんは煉獄さんと、
結婚なさることができませんし。
それに、私達も…
いつまでも前に進めませんからね?
だから、炭治郎君、
あげはさんと煉獄さんだけの
戦いではないんです、この戦いは。
私にとっては自分の姉に…
酷い仕打ちをした、相手への復讐でもありますので」


にこっとしのぶが笑顔を作るが

その笑顔が凍てつく様に冷たかった


復讐と言う言葉も…
兄の様に慕っていたと言う言葉も

しのぶからする匂いには嘘は無かった…


しのぶさんのお姉さんに…酷い仕打ちをした

強い恨みを持っている…相手と…

純粋に…信頼を寄せて…兄として慕う人物が


同一人物である事…に…混乱してしまう


しのぶの言葉にも…
感情の匂いにも嘘が無いからだ



「それに…炭治郎君なら…。
その便利な鼻で…
嗅ぎ分けてくれるかも知れませんしね?」

「え?…嗅ぎ分ける…ですか?」

「ええ、そうです。炭治郎君のその鼻なら。
きっと出来ると思いますよ?あげはさんに
血流を集中させる方法を聞いていますよね?
脳と鼻の両方に血流を集中させれば、
炭治郎君は…より、その鼻で…多くの匂いを…
感じることが…出来る様になると思いますよ?」


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