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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第77章 鏡柱と羽織



「春日。この件がひと段落したら
皆で、渋谷まで食事をしに行こう。
あげはの小母さんがいる店が
渋谷にあるんだ。味は間違いない保証する。
皆には…明日の昼に俺から伝えたいから。
その時に、皆を集めてくれる様に頼めるか?」

「は、はい…。畏まりました。炎柱様。
お食事の用意は整っておりますので…、
どうぞ。お風呂の方は、
お食事の間に、ご用意を致します。
胡蝶様より、頂きました薬膳酒を
食前酒に用意をしておりますので」


それだけ伝えて来ると
春日は下がって行ってしまって

食事が用意されていると言う部屋に向かうと

あの部屋にハートの形に活けられていたバラを
こちらの部屋にコンパクトに
活け直して置いてあったので
この部屋の位置とあの広間の位置からするに

私の…あの時の声は…かなり…
筒抜けていたのではないかと
そう思ってしまえて
こっちとしては居た堪れない気持ちになるが

複雑な気分になりながら
あげはが部屋の隅で萎縮していると

「あげは、
そんな所で小さくなってないで。
もっと。こっちに来たらどうだ?
一緒に夕飯を食べよう、あげは」

おいでおいでとあげはに向かって
杏寿郎が手招きをすると
おずおずとしながら
こっちに少しずつ近付いて来て


「甘露寺から貰った蜂蜜もあるしな…。
折角だから、蜂蜜酒にして飲もう。
それから、風呂にも入れるか、バラと一緒に。
何せ、バラも蜂蜜もたんまりとあるからな!」

そうだ 蜜璃ちゃんから貰った蜂蜜は
結納の時の分とその前に貰った分があるから
結構な量の蜂蜜がこの屋敷にはあるので
杏寿郎が蜂蜜酒と
蜂蜜風呂にしようと言って来て

「確か…クレオパトラも美容の為に
はちみつを愛用していたとも、
望月さんが言われておりましたね。
それにバラ風呂は、クレオパトラが
美しさを保つために好んで
していたと言われておりますし」

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