• テキストサイズ

その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第75章 (100+1)+1+〇=108



元々は瞑想部屋だった小さな和室は
工藤さんによって
和モダンな空間になっていて

まだ昼間の時間ではあるが

きっちりと
襖を締めきればそれなりに薄暗くて

「あげは、
さっきの花びらをここにばら撒こう」


杏寿郎がそう言って来て

こちらに手を伸ばして来たので

その手に自分が拾い集めた

バラの花びら達を包んだハンカチを乗せた


自分がハンカチに包んでいた

バラの花びら達を

まさか 褥にばら撒く事になるとは

さっきこの花びらを

拾い集めていた時の私は

想像もして居なかった事で


赤と黒の空間に

真っ赤なバラの花びらが散って

今からこの部屋で行われる

情事を想像させて来るから


ドキドキと 自分が彼にそうされて

抱かれるのを期待してしまって

自分の心臓がやかましくなって居るのを感じる

















/ 1961ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp