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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第75章 (100+1)+1+〇=108



これだけの濃いバラの香りなんて

前に杏寿郎に
108本のバラを贈って貰った時の
蝶屋敷を満たしていた
あの時のバラの香りの様な
そんな濃厚なバラの香りを感じていて

私がこの花びらを辿って辿り着いた先には…
この香りを放っている…
本体とご対面をするのだろう…けど


花びらを拾い集めていて気がついたのだが…


最初は 数枚 花びらが落ちていて
その先に2枚の花びらのハートがあって


そして…また 
数枚の花びらを拾い集めた先には


「また…。
ハートに並んだ花びら…、今度は3枚…」


そのハートの形に並べられた花びらを
あげはがハンカチに包むと
更にその先に伸びている花びらを辿って行く

また数枚の 
花びらの道しるべをあげはが辿りながら

それを拾い集めて ハンカチに包んで行く

次は4枚で
ハートになっているのかと思って居たら

そこは日本なので4は避けてあり


あげはの目の前には今

5枚の花びらを並べて作った ハートがあって


2枚の花びらのそれに比べると
…随分と大きくなったなと

そんな事を考えながら フッとしゃがみ込んで

花びらを拾って下ばかり見ていたので

あげはが顔を上げて 先を見ると…

更に花びらの道しるべは
屋敷の奥へと続いて伸びている

「まだ先は、…長そうにありますね」

その廊下に並べられている 
一枚一枚の花びらを
あげはが拾い集めながら辿って行くと

今度は…6枚の花びらで
出来たハートが姿を見せて

その6枚の花びら達も ハンカチに包むと

更にその先を目指しながら 

廊下を奥へと進んで行く


ここまで バラの花びらを追って来て

気が付いた…事があった

ハートとハートまでの距離が 

2枚から3枚

3枚から5枚 

そして今の6枚になるまでに

段々とハートとハートの距離が…

長くなってる気がする…けど

私のそれは…気のせい…なのだろうか?



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