• テキストサイズ

その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第71章 昼下がりの秘め事 ※R-18



「ああ、そうだ、あげは。
風呂、お湯を張って来るから
一緒に風呂に入ろう。な?
そうしよう、それがいい。行って来る」

杏寿郎が上ずった声でそう言うと
そそくさと浴室にお湯を張りに行ってしまって

「そんな風に誤魔化したりなさらずとも、
構いませんのに?少々、杏寿郎の私への愛が
激し過ぎだだけに、ありましょう?」

へそを曲げていても… と思って
そんな風に浴室に居る彼に問いかけると

凄い勢いで浴室の中に居た
杏寿郎がこちらへ出て来て

「俺の愛が…、激し過ぎると言ったか?」

「杏寿郎は何事にも、常に全力であられますから」

「ああ、それはそうなんだが…。
良いのか?あげは…。
このまま、俺の全力で君を愛しても」

今のままでは 愛し足りないとでも
言いたげな様にして杏寿郎がそう言って来て

「あ…の、杏寿郎…?」

「俺が全力なんて出したら、
ソファが動く程度では済まないぞ?」

「んんっ、手っ、
手加減をして頂きたく…ございますッ。
流石に、ソファを壊してしまったら
怒られてしまいますからっ」

「そうか…、俺は、ソファよりも…、
あげは、君を愛し過ぎて
壊してしまわないか…心配だがな…」

グイっと両方の手首を掴まれて
そのままソファの上に押し付けられて
逞しい彼のその力で
縫い付けられて固定されてしまう

「きょ、…杏…、寿郎…?」

そのまま またソファの上で
杏寿郎に抱かれてしまって
ソファから変な音がしていたから
本当にソファが壊れるんじゃないかと
心配になっていたが それも途中からは
自分が息が出来なくて壊れるんじゃないかって
そんな勘違いをしてしまいそうな程に
杏寿郎に激しく愛されてしまって

それが終わって お風呂場へ向かうと

バスタブからはお湯が並々になって
溢れてしまって零れていたから

「お湯が…勿体なくあります…が?」

「いや、すまない…あげは。
つい、君を可愛がりたい
気持ちに勝てなくて…だな」


/ 1961ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp