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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第69章 嵐、再来


中庭の離れた所に居る
あげはとあげはの師範の様子を
杏寿郎がじっと見つめていて

「あの2人も中々に、素直じゃないからな。
あのあげはの師範は、なんだかんだ言って
憎まれ口の様な物言いをするが。あげはが
心配で可愛くて仕方ないようだからな」

「あの、炎柱様。春日に
お願いしたい事とありますのは?」

「ああ、すまない、春日。
俺から春日に頼みたい事と言うのはだな…」

杏寿郎が工藤に依頼したが
春日の方がと言われた
頼みたい事を春日に依頼すると

キラキラと春日がその両目を輝かせていて

「えっ、炎柱様ッ、そのお役目をこの春日に
お任せいただけると言う事なのでありますか?」

そう興奮気味にこちらに言って来て

「あ、ああ。工藤が春日に
それを頼んだ方がと言ったからな。
どうだ、春日?
お前にそれを頼んでも良いだろうか?」

うんうんっと凄い勢いで春日が首を縦に振ると

「勿論です!!!むしろ、そのお役目に
春日をお選び頂き、光栄にあります!!
そのお役目、この春日、
謹んでお受けさせて頂きたくございます。」

そう言って今度は深く 春日が
杏寿郎に対して頭を下げて来て


「そうか、なら頼んだぞ。春日」

「はい、お任せください!!炎柱様」



ーーー
ーー


「まぁ、あれだ。
杏寿郎にだけ教えるのも
不公平があってはならんからな。
あげは、お前にも教えて置くか」

「え?教えるって…何をですか?師範」

杏寿郎に師範が教えたのは
水で分身を作る型なのだが
私にも杏寿郎に教えた様にして
教えてくれると言う意味なのだろうか

とかなんて淡い期待をした私がバカだったのだ

師範が指南してくれたのは

所謂 吉原仕込みの夜のお作法の方で

にこにこと嬉しそうな笑みを浮かべて
師範がこちらを見ていて



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