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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第69章 嵐、再来



蜜璃から貰った小紋を数枚

あげはが春日の前に広げて


「今日着ていく、着物なのですが。
蜜璃ちゃんから貰った
小紋を着るつもりにしてまして。
その前になのですが、
この中から春日さんのセンスで
仕立て直しをしてワンピースにして貰うのを、
数枚どちらの物がいいのかを
一緒に選んで貰えませんか?」

可愛らしい色合いの小紋の着物達は
私が着てもいいのかと思う程の
可愛らしさのある色合いの若い子向けだから

蜜璃ちゃんらしい 

派手めの柄の感じの桃色の小紋を

春日が指さして


「こちらはとても、甘露寺様らしいかと」

「こっちの黄色い小紋も、
蜜璃ちゃんの髪の色に合うと思うの」


そうは言っても どの小紋も

元々は蜜璃の小紋なのだから

どれも選んだとしても 

蜜璃には似合うのだろうが


「でしたら、あげは様。
お選びになられました、そのお着物を
春日があそこに届けさせて頂いても?
あげは様に仕える者として、
大切なご友人であられます
甘露寺様のお着物を春日にお預け頂けますか?」

「ええ、お願いします、春日さん」


そんな話をしながら 一緒に

仕立て直しを依頼する小紋を 3枚選んで

中の着物の状態を一緒に見ながら

洗いを依頼する物も2枚
春日さんにお願いをして

残った物の中から1枚
今日着て行く小紋を選んで貰って


「でしたら、あげは様。
今日お召しになられるのは、
こちらのお着物はどうですかね?」


そう言って 数枚の小紋の中から

春日があげはに勧めて来た一枚は


紫色の地色に 

白とピンクと藤色の大柄の藤の花と

蝶のシルエットが舞っている柄の 小紋で


色も柄も 私の好みの感じの物だったから

蜜璃ちゃんが自分の持っていた小紋の中から

私に合いそうな物を…と

選んでくれたのかも知れない


そうして選んだ 蜜璃に貰った小紋を 

春日があげはに着付けてくれて

そのまま 春日の手によって

髪の毛と化粧も整えられる





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