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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第64章 結納編 午後


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食事会もお開きになって

それぞれが杏寿郎が手配した
送迎の馬車に乗り込んで行く


竈門少年達は今日から
蝶屋敷に世話になるので
胡蝶達と同じ馬車に乗って行けるように
蝶屋敷に向かう物は大型の馬車を用意した


冨岡にも馬車を用意したのだが
任務明けだったのでこの近くに
今日は宿を取って今から休むと言っていたので

三好さんにここから近い場所にある
宿の手配をお願いして 
冨岡の手に今日の礼だと宿代を受け取らせて

そのまま何か冨岡がこちらに
言いたそうにして居たが

気にするなと言うと
分かったと頷いててちてちと歩いて


数歩 歩いて足を止めると


「煉獄」

「どうした?冨岡」


「今日は、結納に呼んでくれた事。
感謝してる、礼を言う」

「何だ?そんな事か、冨岡は
あげはの弟の様な物だからな。
結納に呼ぶのは当然の事だろう?
あげはも、君を呼ぶと伝えた時喜んでたからな」

「そうか…、あげはが?」

あげはは蝶屋敷に戻る面々に
今日のお礼を伝えている様で

杏寿郎と義勇がそのあげはの方を見ると


「俺の姉さんを…、頼んだ。煉獄」

「ああ。勿論だ。
あげはの事は、しかと頼まれた」


「俺は、これで失礼する」

「ああ、すまないな。冨岡。
今日は無理をさせたな、ゆっくり休んでくれ」

小さくこちらに頭を下げて
こちらに背中を向けて
歩いて行く冨岡の後姿を見送って居ると

蝶屋敷に向かう馬車も出発した様で
あげはが杏寿郎の隣に戻って来て

宇髄が俺達も帰るわと
こっちに嫁達と手を振って来る


「ちゃんと、さっき渡した奴、着せてみろよ?」

「きっと似合うに、決まってます」


宇髄から渡された 土産の事を
ちゃんとあげはに着せろと釘を刺して


宇髄と宇髄の嫁達も帰って行って

蜜璃が乗って帰る馬車も到着した様で


「今日は世話になったな、甘露寺。
大役を君が引き受けてくれて助かったぞ!」

「いえ、そんな、私の方こそ。
大事な御役目を、私にって
煉獄さんに言って貰えて。
とってもとっても、嬉しかったんです!!」



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