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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第63章 結納編 昼



「でも、三好小母さんいいの?」

三好からの太っ腹すぎる申し出に
あげはが申し訳なさそうにしながら
そう訊ねると

「なんだいなんだい。あげはちゃん。
アンタも水臭い子だねぇ。
カレーの作り方教える位じゃ
釣りが来るさ。今日はアンタの結納も
この目で見届ける事が出来たからね?
それぐらいは安いもんだよ」

アオイやすみ きよ なほの3人には
少な目の物を用意して貰ったが
綺麗にカレーの皿を空にしていて


「こんだけ美味けりゃ、カレー1本でも
やってけるんじゃないかい?姐さんトコはさ」

そう宇髄が店のカレーの味を絶賛していて
三好もそれを誇らしげに聞いていた

「はははははっ、色男は顔も結構だが
口も随分と上手いじゃないのさ。
流石に、そんな別嬪3人も、
落としただけの男さんだけはあるねぇ。
何だい何だい、アンタさんのお目当ては
さては、あれだね?差し詰め…
カレーのお代わりでも食べたいとでも
言った所かい?」

「あー、やっぱ、
流石に、お見通し…な感じ?」

「そりゃそうさ。三好さんは何でもお見通しさ。
さ、1杯も2杯も一緒だからね。
他にお代わりが欲しい人は居るかい?」


三好が宇随の言葉を受けて
他にもお代わりが欲しい人はいないかと
希望者を募ると蜜璃と杏寿郎と
それからカレーをお気に召した様子の
伊之助が手を挙げて

「あっ…、あの、僕も…頂いてもいいですか?」

そう申し訳なさそうに千寿郎が
申し出て来るので

にこっと三好が笑顔になって
自分の視線を千寿郎に合わせると

「ああ、勿論さ。坊ちゃんは
たーんと食べて、坊ちゃんの
兄さんや父さんみたいな
立派な男前さんに育たないとねぇ」

ちょっと待ってなと言って三好が

カレーのお代わりを取りに行くついでに

料理人にレシピも書かせたようで

三好がアオイにレシピを
カレーのお代わりに添えて渡して来て

その皿と一緒に
三好からのメモをアオイが受け取った


三好が他のお代わりを希望した人にも
順番にお代わりのカレーを給仕して行く


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