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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第63章 結納編 昼



そう すみときよが言って

「お二人、いい感じなのです。
とても、お似合いなのです」

「もう、3人共、あちらに行きますよ」


その3人の様子を呆れ顔でアオイが見ていて
ふぅっと小さくため息をつくと

「当然です、カナヲは可愛いですので。
今日のあの、着物も私が着せたのですから。
今日のカナヲは、いつも以上に、
可愛いに決まっています」

そうアオイが3人向けてそう言うと
ふふっと笑顔を見せた


「アオイさんっ」

「流石、アオイさんです」

「なのです」


てちてちと義勇が

カナヲと談笑している
炭治郎の方へと行こうとしていて

3人が義勇にすがりついてその歩みを遅らせる


「ダメですッ、
水柱様であっても、野暮は許しませんっ」

「野暮?俺は、野暮じゃない。冨岡だが?」

「ああん、それが、野暮なんですっ。
兎に角、今は炭治郎さんは取り込み中なのです」

「なのです、このままここでお待ちくださいっ」


「何故、俺の…邪魔をする?」


義勇が不満そうにその
端正な顔を歪めて顔を顰める


「水柱様が邪魔だからですっ」

「そうです」

「そうなのです」


「邪魔…?俺がか?」


心外だと言いたそうな顔で
義勇が不思議そうな顔をしていて


3人に巻き付かれている義勇を
ニヤニヤしながら
離れた場所から宇髄が見ていて

同じ様に宇髄は宇髄で
自分の3人の嫁を
その巨躯に巻き付かせていて
余裕のある笑みを浮かべていて

その身体や頭を大きな手で撫でてやると
嬉しそうにその顔を緩めて
目を細めるのを満足そうに眺めつつ


「おう、冨岡。いいじゃんモテモテで」

「俺は、モテてない」


一方の義勇が意味が分からないと
言いたげな顔をしながら宇髄を見上げていた

「ま、お前はお前だわな」

そう言ってぽりぽりと宇髄が後頭部を掻いて

義勇がその顔を
意味が分からないと歪めたのは言うまでもない


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