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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第63章 結納編 昼



「ああ、これはすまない、
結納が始まる前から、
ここの居心地が良すぎてしまて
のんびりとし過ぎてしまって居た様だ。
もう終わりましたので、
すぐにここから出るとしよう」


仲居がこちらに声を掛けて来て
杏寿郎がそれにそう返事を返すと

奥の院の部屋を慌てて後にする


ーーー
ーー



控室であげはが準備を済ませて

待機をしていると

そこに三好が姿を現して


「おやまぁ、
こりゃ一体全体、どうしたもんだい?
まぁまぁ。誰だか一瞬、分からなかったよ。
アンタなのかい?あげはちゃん。
すっかりいい所のお嬢さんに
なっちまってるじゃないかい。こりゃ
小さな、髪結いさん達に感謝しないとねぇ」

そう驚きを隠せない様子で
三好があげはの事を見ながら言って来て

「ありがとう。三好小母さん。あの…ね、
その、小さな髪結いさん達にね。
私から、感謝と言うか。
お給料をね支払いたくて…」

そうあげはが三好に対して
ある事をお願いしようかと思って居ると

「ああ、そんな改まってなんだい。
何かと思えば、そんな事かい?
それなら、もう、アンタのいい人から
そちらのお嬢ちゃん達の分の
お昼もうちで用意してやっとくれって
ちゃーんと、承ってるからね!
うんと美味しいすき焼き、用意するよ」

任せなさいと三好が自分の胸を叩いて
そう得意げにうんうんと頷きながら
こちらに言って来るから
あの三好さんの事なので
頼まれた以上のサービスを…この子達にと
考えてくれている様だった

「三好小母さん」

そう小さな声であげはが三好を呼ぶと

座ったままの体勢から
下からはにかむような笑顔と視線を
あげはが三好に対して向けて

「ありがとう」

「さぁ、そろそろ時間だよ?
いつもの蝶々の飾りの子達、
ああ、そうそう。しのぶちゃんと、
カナヲちゃんって子がアンタが
来るのを廊下が待ってるよ。行ってやんな」



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